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市況回復を追い風に攻めの経営に転じる--日比野隆司(大和証券グループ本社社長)

日比野隆司氏(大和証券グループ本社社長)

経営戦略説明会で「〝貯蓄から投資へ〟の時代を大和がリードする」と話す日比野社長

経営戦略説明会で「〝貯蓄から投資へ〟の時代を大和がリードする」と話す日比野社長

アジアを代表する総合証券会社を目指す

―― その他、ホールセールでどのような取り組みを行っていますか。

日比野 未上場企業や公益法人、地域金融機関などを対象にした「ミドルマーケット」の開拓を一層強化していきます。これまで、個人と大企業の間に存在する数多くの顧客をカバーし切れていなかったという反省点がありました。

 昨年4月にリテールとホールセールを別々に手掛けていた証券子会社2社を統合しましたが、その後、法人部門に営業を手厚く配置した結果、ミドルマーケットの収益は顕著な伸びを示すようになりました。当社がワールドクラスのビジネスで培った知見やサービス、商品は、中小企業や地域金融機関において今後も一層評価されると信じております。

―― 以前から「アジアを代表する総合証券グループ」を掲げられていますが、その目標の進捗状況は。

日比野 目標は今も全く変わっていません。今後も日本を含むアジアでの存在感を高めていくための施策を強化していきます。リーマンショック直後の海外展開には非常に厳しさを感じていましたが、今は状況が変わりました。ASEAN(東南アジア諸国連合)諸国を中心に、大きく経済が伸長しています。

 総合証券グループとして、企業の資金調達を支援するプライマリー業務と、投資家向けに証券販売を行うセカンダリー業務の双方でさまざまなプロダクツを提供していく考えです。

―― ミャンマー連邦共和国では、証券市場育成を支援していると聞きます。

日比野 グループ傘下の大和総研が、96年にミャンマー最大の国営銀行と共同で同国初の証券取引センターを設立し、インフラ整備に携わっています。15年の証券取引所の開設に向け、東京証券取引所などと共同でシステム開発を中心とした技術支援を行っています。

 十数年にわたる支援活動をとおして、「日本企業でミャンマーと言えば大和」と言ってくださる方が増えるようになりました。アジア域内の証券市場整備を大和証券グループ全体でサポートしながら、アジアの成長力を取り込んでいきたいと考えています。

(聞き手/本誌編集委員・清水克久、構成/本誌・鈴木健広)

 
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