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内閣改造で国交相は太田氏の留任が決定公明党が存在感示す--国土交通省

霞が関番記者レポート

太田昭宏

太田昭宏国土交通相

 安倍晋三首相が9月3日に実施した内閣改造では太田昭宏・国土交通相が留任した。所属する公明党の山口那津男代表が、「(広島市の)災害対応や今後の復旧復興に責任を持つ閣僚の一人だ。全責任を持って対応に当たってほしい」と要請したことを受けたもの。

 今や「国土交通相は公明党のポスト」というイメージが定着している。財務省や外務省、経済産業省といった主要官庁と政府における重みは異なるものの、旧運輸省、旧建設省、旧国土庁、観光庁に気象庁、海上保安庁と統括範囲が広い。自民党勢力が強い政府の中で、公明党が存在感を示すのには格好の官庁とも言えるからだ。

 ただ今回は太田氏の在任期間が長くなっただけに、公明党の若手に交代させるなどの案も浮上したようだ。しかし「過去に党代表まで務めた太田氏を処遇する適当なポストが現在の党には見当たらない」といった見方もあった。安倍首相との関係も良好とされており、留任が決まった。

 太田氏は3日夜、初閣議後の記者会見で「国土の均衡ある発展を目指した流れを変えなくてはならない」と強調。人口減や高齢化で疲弊する地域経済の再生は安倍政権が掲げる地方創生の大きなテーマで、「(行政機能や商業施設を中心部に集約する)コンパクトシティを進める中で個性ある街や地域をつくっていく」と述べた。

 また太田氏はカジノを中心とする統合型リゾート(IR)の整備担当を務めるよう安倍晋三首相から指示されたことを明らかにした。IR整備法案は自民党と日本維新の会、生活の党が共同で国会に提出し、継続審議になっている。公明党はカジノへの慎重派が多いが「(審議の)結論を見てからでないと言及すべきでない」と述べ、具体的な役割については明言を避けた。

 政府は次期国会での法案成立を見据えて7月下旬、内閣官房に関係省庁の職員で構成する検討チームを発足させており、国交省から相当数の幹部が派遣される見通しだ。

 
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