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大人買いを超えた!? インバウンド買い--新津研一(ジャパンショッピングツーリズム協会 専務理事)

新津研一

── 外国人観光客はどういった商品を買っていますか。

新津 ブランドものや家電をイメージされるかと思いますが、実際には、日本人が普段消費しているものを求める傾向があります。例えばマスクやティッシュ、シャンプーなど。面白いもので、赤ちゃん用のガーゼハンカチなどです。日本の生活に対する信頼感や憧れを持っていますからドラッグストアなどに好んで行きます。興味を持つのは、商品よりも「こだわり」。品質やデザイン、価格へのこだわりにも驚かれますね。100円の商品でここまでクオリティーが高いのかというところに面白みを感じるようです。

新津研一

新津研一(ジャパンショッピングツーリズム協会 専務理事)

── ショッピングツーリズムとはいうものの、丸1日買い物に充てたりするのですか。

新津 1日じゃないですね、中国、台湾、タイの方は9割ショッピングです。マレーシアのツアーを例にとると1日目はお台場、2日目は御殿場、3日目は浅草と銀座でお買い物。4日目でようやく東京ディズニーランドです。5泊以上だと多過ぎてホテルの部屋に荷物が入らなくなります(笑)。ところが、買い物は0日目から始まっているんです。旅行が決まったら、日本のECサイトで購入し、宿泊先のホテルへ届けてもらうようにするほどですから。

── どの国の方が多いですか。

新津 人数で言えば韓国の方ですが、買い物の単価ですと圧倒的に中国の方ですね。ついで台湾、香港、タイの順です。

── 積極的な活動を行っている企業はどこですか。

新津 「ドン・キホーテ」は海外でも有名ですね。日本に来る2人に1人は行っています。その理由は、「ドン・キホーテが日本にあります、24時間営業です」というPRを5年前くらいからしっかり行っていたことです。ほかの日本企業は海外でPRをしていませんし、その必要性を感じていませんでしたから。先んじた意味で独走していますね。

── 今後も増えていきますか。

新津 もちろん言葉などソフトの課題もあるのですが、今年も訪日客は25%くらい伸びており、消費額も6千億円を突破するのではないでしょうか。免税店に至っては前年比90%の伸びです。毎年1200億円ずつ市場が拡大していて、2020年には1兆円に届くはず。毎年300万人のお客さんが増えているのです。業界にとっては大きなチャンスだと思いますよ。

 
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