文化・ライフ

糖尿病患者はアルツハイマー病になりやすいという研究結果

 

 アルツハイマー病は脳の糖尿病である」──こう指摘する論文が発表され、医師の間で注目を集めています。

 アルツハイマー病は、脳の神経細胞が破壊されることで記憶や思考能力が障害を受ける病気です。

 かたや糖尿病は、血糖値が高くなることで、腎臓や眼の網膜などが蝕まれるというもの。この2つの病気は、全く別モノであるというのがこれまでの常識でした。

 しかし、糖尿病患者を追跡調査した結果、アルツハイマー病になる人の割合が高いとの研究発表が世界各地で相次いでいます。

 例えば、スウェーデンのウプサラ大学の研究では、糖尿病やその予備軍はアルツハイマー病になる危険性が通常の1・5倍、九州大学の調査では4・6倍も高いとの結果が出ています。

 そんな中で、米ブラウン大学のデラモンテ教授らは、アルツハイマー病患者の脳内変化を詳しく分析し、糖尿病と同じような現象が起きていることを突き止めました。そ

 して、「アルツハイマー病を脳の糖尿病ととらえるべき」との論文を発表したということです。

糖尿病の予防はアルツハイマー病の予防につながる

 

 こうした考え方は、、ビジネスパーソンも知っておくと病気の予防に有益です。

 糖尿病は、カロリーの高い食事を控え、しっかりと運動すれば予防できますが、忙しいビジネスパーソンはなかなかそれが実践できません。

 医者から見れば糖尿病も十分に怖い病気なのですが、一般の方は「すぐに死ぬわけではないので、まあ、いいか」と甘くとらえがちで、医者のアドバイスや忠告になかなか耳を傾けようとしません。

 ですが、アルツハイマー病の予防となれば話は別でしょう。前述したとおり、糖尿病と同じような現象が脳の中で起きてアルツハイマー病になることが既に明らかになっています。

 これは要するに、糖尿病とアルツハイマー病の予防法には共通性があり、糖尿病の予防に役立つことは、そのほとんどがアルツハイマー病の予防にも有効だということです。

 言うまでもなく、ビジネスパーソンにとって脳機能は生命線。アルツハイマー病は是が非でも予防したいはずです。

 そのための有効な一手が、誰もが知る糖尿病の予防法──つまりは、食事の節制と運動だということを覚えておいてください。

 

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