文化・ライフ

 女子プロゴルフ界はますます華やかになり、選手の動向にも注目が集まるようになりました。今回は、プロになって8年目を迎えられた原江里菜さんにライバルや後輩に対する思い、来年の目標などについて、熱く語っていただきました。

原江里菜氏の思い 見られていることを意識してラウンドする

原 江里菜

原 江里菜(はら・えりな)
1987年愛知県豊田市生まれ。10歳からゴルフを始め、東北高校1年時の2003年から4年連続で女子ナショナルチームメンバー入りし、05年に日本ジュニアで初優勝。06年に東北福祉大に進学。同年、LPGAのクオリファイを通過し、07年より女子大生プロゴルファーとしてデビュー。08年NEC軽井沢72ゴルフトーナメントで初優勝。今季は11月18日現在、30試合予選落ちなしで、賞金ランキング9位。

佐藤 今までのゴルフ生活で、印象に残っている出来事はありますか?

 東北高校に入学してからは毎日がゴルフ漬けの生活で、いろんな影響を受けたと思います。私が高校1年の時は2学年上に宮里藍さんがいて、その活躍から刺激を受けましたし、ライバルである有村智恵ちゃんと出会ったのも高校でした。智恵ちゃんとは今ではプライベートで一緒に食事に行くような関係になりましたけど、当時は仲が悪くて口もききませんでした(笑)。

佐藤 それは互いに相当な火花を散らしていたのでしょうね(笑)。宮里さんや有村さんの名前が登場しましたが、最近の女子プロは華があり、プレーヤーの表情やファッションなども注目されます。

 私自身、周りからどのように見られているのか気にしなかったのですが、ある大会で優勝争いをしていた時、クラブ契約を結んでいる横浜ゴム(プロギア)の南雲忠信会長から「硬い表情してラウンドするな」と言われたことがあるんです。結果を出すことはうれしいし、せっかく良いプレーをしているのだから、その気持ちを表現してほしいということを伝えられ、私も「〝結果が出ればすべて良し〟ではない」ということを実感しました。それからはカメラ映りも意識するようになりましたね。ファッションにもこだわれる良い時代にプロとして活動でき、幸せに思っています。

「結果もパフォーマンスも目立つプレーヤー」にと語る原江里菜氏

佐藤 27歳になられたばかりでゴルファーとしてこれからますます楽しみになりますね。

 シード権がなかった時があるせいか、同じ年代の選手より、この先にやりたいことが多いと思います。早くに結果を出していたら今頃は燃え尽きていたはずですし、結果の価値も理解できなかった。今の自分なら結果を残すことに意味を感じるので、若い選手が増えていく中でも、私の向上心は揺るぎませんね。

対談の様子佐藤 後輩から押し上げられる感覚があるのですか。

 緊張感がなければ、一気に落ちこぼれていくと思います。ファンの方の反応は正直で、若い選手にどんどん移っていくし、その中で自分を認めてもらうためには、やっぱり、腕一本だという意識は強くなりました。

佐藤 今後の目標は?

 来年は複数回優勝したいですね。結果もパフォーマンスも、目立つようなプレーヤーになりたいと思います。

佐藤 若い選手に負けていられませんね。

 私は今まで先輩方に可愛がっていただきましたので、私も後輩たちにただ勝つのではなく、「この先輩だったら優勝してほしい」と思われるような存在になりたいですね。


対談を終えて

対談を終えて笑顔がチャーミングな原さん。受け答えのどれをとっても明るく、細やかな気配りにあふれていて、先輩ゴルファーやプロアマ大会で一緒に回った人を魅了してしまうのもよく分かります。来年は複数回の優勝が目標とのことなので、活躍が今から楽しみです。

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