国際

世界的な石油価格下落

周知のように、昨年夏以来、石油価格が騰落している。

 その主な理由として、

① 米国のシェールガス(シェールオイル)革命で世界的に石油が過剰生産されている。
② 中国経済の減速やEU経済の低迷が続いている。
③ 「イスラム国」がイラクやシリアの支配地域から奪った石油を闇市場で安く販売している。

 などが挙げられよう。

 世界の石油がだぶついている場合、普通、サウジを中心としたOPEC(石油輸出国機構)は減産し、価格を維持しようとする。だが、今回、サウジは価格急落をものともせず、断固として減産しない姿勢を見せている。

 サウジの真意は測りかねるが、

① 米国のシェールガス(シェールオイル)産業を潰し、石油の世界シェアを保つ。
② 米国と連帯し、ウクライナに侵攻したロシアへの経済制裁を行なう。
③ 核開発をしている同国の宿敵、イランへ打撃を与える。

 等のために、あえて減産しないのだと思われる。

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