文化・ライフ

 トップでは腰よりも肩のほうが大きく回って捻れの差を引き起こし、エネルギーの源となる。この捻れをキープしたままインパクトに導くことが大切だが、それには肩と腰を別々に使うことが必要だ。肩と腰は1つの円筒として回るのではないのである。

肩と腰が平行に回るイメージは間違い!

 トップで腰は45度、肩は90度捻れるのが目安とされています。ダウンスイングではこの差を保ってクラブを下ろしてくることが重大な課題となります。

(1)トップでは肩と腰に大きな捻れの差がある。(2)背中をターゲットを向けたまま切り返す。(3)捻れの戻りで力を作るがインパクトでも差は残っている

(1)トップでは肩と腰に大きな捻れの差がある。(2)背中をターゲットを向けたまま切り返す。(3)捻れの戻りで力を作るがインパクトでも差は残っている

 この差を保つことでクラブはインサイドから下りてきますし、何より全身の筋肉を連動させ、効率よく大きな出力を生み出すことができます。

 この差は、身体の各パーツの動く順序を適切にすることによってもたらされます。つまり、ダウンスイングの第1段階で左足を踏み込み、それに続いて第2段階で腰を回転させることです。肩の回転はその後に続いて引き起こされるため、捻転差が保たれることになります。

 ここでの動きに詳しく意識を向けてみると、腰と肩は別々に使っている感覚になります。捻転差がうまく保てない人は、その意識が希薄なのではないでしょうか。

 別々にという意味は、動き出しのタイミングが違うというだけでなく、それぞれの動きの向きが違うという意味も含まれます。

 肩も腰も同じように前傾するので、平行に回るイメージになりがちですが、腰は下半身と直結しているため肩ほど前傾できないのです。

 トップの状態を飛球線後方から見るとこれは明らかです。両肩を結ぶラインは両腰を結ぶラインよりも急角度で地面を差すのが正しい形です。

 そしてその結果として、左肩と左腰の間隔は右肩と右腰の間隔より縮まった状態になることを確かめてください。つまり、体幹の捻転は決して円筒がその形を保ってシンプルに捻れているだけではないのです。

 そして、ダウンスイングの第1段階で左足を踏み込むと、縮まっていた左肩と左腰の間隔が、今度は伸ばされます。その反動で右肩と右腰の間隔は縮みます。そして、捻転差が保たれている間はずっと、左側に比べて右側の間隔は短いままなのです。

 捻転差をうまくキープできない人は、以上のように左右の肩と腰の間隔が変わることを意識することが、矯正に効果を上げると思いますので、ぜひお試しください。

腰の回転軸と肩の回転軸は傾きが違う。そのためトップではカラダの左側面は縮み、右は伸びる

腰の回転軸と肩の回転軸は傾きが違う。そのためトップではカラダの左側面は縮み、右は伸びる

切り返しでの左足に乗る動きで上半身は右に傾くため、右側面が縮み、左側面が伸びる感覚になる

切り返しでの左足に乗る動きで上半身は右に傾くため、右側面が縮み、左側面が伸びる感覚になる

CEOゴルフのポイント

□ 下半身で切り返すと、肩と腰の捻転差がダウンスイング中も保たれ、力の源泉となる。

□ 肩腰の回転軸の傾きの違いを認識すると捻転差を保てる。

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