マネジメント

失敗して叩かれても死ぬわけじゃない

―― サイトのデザインなどに関しても、森川さんのこだわりが反映されているのですか。

森川 デザインそのものというより、デザインが重要だという考え方の部分でのこだわりはあります。だから、ある程度デザイナーに権限を与えることを重要視しています。僕の言うことを聞かない人もいますし(笑)。

―― 森川さん自身のファッションへの想い入れは。

森川 あんまりないです。以前手掛けていたゲームも最初はそんなに好きではなかったんですが、分からないほうがタブーを壊せますよね。あまり好き過ぎるとそれしか目に入らないですが、今は客観的に見られる良さがあります。

―― 社長がその世界をよく分からないぐらいがちょうどいいんですかね。

森川 中途半端に分かっているよりは、全然分からないか、すごく分かってるかのどちらかがいいんじゃないでしょうか。

―― カリスマブロガーなどを集めたメディアはほかにもありますが、成功するための鍵は何だと考えますか。

森川 まずはスターを生み出すこと。そして、海外展開を最初から狙うことが重要じゃないでしょうか。あとはスピード。特にファッションの世界はトレンドの変化が早いですから。

―― 最終的にはどれくらいの規模感を想定していますか。

森川 目指したいのはMTVです。若い人たちが憧れて、そこに出たいと思うようなブランドにしたいです。

―― 森川さんは有名人なので、失敗したら目立っちゃうリスクもありますよね。

森川 亮(もりかわ・あきら) 1967年生まれ。神奈川県出身。89年筑波大学卒業後、日本テレビ放送網入社。その後、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE)入社、07年社長に就任。15年3月、社長を退任し、アドバイザーとして顧問に就任。同年4月にC Channelを立ち上げ、社長に就任。

森川 亮(もりかわ・あきら) 1967年生まれ。神奈川県出身。89年筑波大学卒業後、日本テレビ放送網入社。その後、ソニーを経て2003年ハンゲームジャパン(現LINE)入社、07年社長に就任。15年3月、社長を退任し、アドバイザーとして顧問に就任。同年4月にC Channelを立ち上げ、社長に就任。

森川 まあ、失敗して叩かれても死ぬわけではないですから。ただ、社員のためにも失敗するわけにはいきません。現状の数字を見ていると、大失敗はしないと思いますよ。少なくとも今回資金調達した以上の価値にはなりそうです。

―― ベンチャーの経営者として新たな発見はありますか。

森川 やっぱり、世の中はベンチャーに冷たいですよね。単純に社名だけ出すと金融機関などの審査も通らないけど、僕の名前を出してやっと通るなんてこともあります。そういう意味でも、ゼロからつくるのは本当に大変です。

(聞き手=本誌編集長/吉田 浩 写真=幸田 森)

動画はソーシャル上で楽しむ流れに(森川亮)

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