政治・経済

西武HDによる赤プリ跡地の再開発プロジェクトが始動

  西武ホールディングスは9月16日、旧グランドプリンス赤坂跡地の再開発プロジェクト「東京ガーデンテラス」の上棟式を開催、併せてタウンネーミングの変更とロゴマークおよびキーメッセージを発表した。

 
 同プロジェクトは、地上36階・地下2階のホテル・オフィス棟と地上21階・地下2階の住居棟からなる一大複合施設を建設するもので、同社グループ再生の象徴とも言える。

 ホテル・オフィス棟のうち、5階から28階までのオフィスフロアで、既に24フロア中20フロアにヤフーが入居することが決まっている。また、30階より上のホテルフロアはプリンスホテルのラグジュアリーホテル「ザ・プリンスギャラリー東京紀尾井町」となる。旧グランドプリンスホテル赤坂の旧館である「旧李王家東京邸」は「赤坂プリンス クラシックハウス」として開業する。2016年夏の開業を目指している。
 
 タウンネーミングは昨年12月の発表時点では「東京ガーデンテラス」としていたが、紀尾井町の由来ともなった紀伊徳川家、尾張徳川家、彦根井伊家が屋敷を構えた由緒ある地域の立地特性を強調するために、「東京ガーデンテラス紀尾井町」に変更した。

西武HDは赤プリ跡地の経験を次の再開発に生かす

 また、ロゴマークは江戸時代の武家の家紋を感じさせるデザインで、緑・赤・青の三つ葉で構成。緑の葉は豊かな自然、赤の葉は文化や人々の成熟した交流、青の葉は濠の水面と積み重なった歴史を表現している。

 キーメッセージは「品と、格と、未来と。」を掲げ、歴史がもたらす品格、未来へ向かう広い視野、人々を包む穏やかな空気が合わさることで生まれる新しい価値を提供するという。

ロゴマークを発表する後藤高志・西武ホールディングス社長

ロゴマークを発表する後藤高志・西武ホールディングス社長

 「西武ホールディングスが2006年にスタートして10年目を迎えるが、こういう形で上棟式が行われるのは感慨深い。東京ガーデンテラス紀尾井町は西武グループの総力を結集して推進しているプロジェクトであり、グループの総力を結集したエネルギーやノウハウはわれわれにとって大変な財産となる」と後藤高志社長は語った。
 
 西武グループは、今後、品川・高輪エリアと芝公園エリアの再開発を控えている。

 現時点で具体的な計画はないが、2020年の東京オリンピック、パラリンピック以降を見据えて新たな複合再開発のプロジェクトを開始する際には、今回のノウハウを生かす方針。今回の東京ガーデンテラス紀尾井町は、次の再開発の試金石となる。

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