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「下落局面」に対抗するために投資家が知っておきたい5つの方法

 荒れ相場が続いている。日経平均株価は、8月中旬につけた2万540円から1週間足らずの8月26日には1万7千714円の安値を付けた。9月8日に日経平均株価が1万7500円を割り込んだ水準から一転、9月9日の終値は、21年7ヶ月ぶり、歴代6位の上昇幅となる前日比1343円43銭高の1万8770円51銭で引けた。翌日9月10日の東京株式市場の日経平均株価は、一時、前日比777円39銭安の1万7993円12銭と、1万8000円を割り込んでいる。このように、大幅上昇と大幅下落を繰り返す日経平均だが、今回は下落相場に対抗する手段に焦点を絞って紹介していく。[提供:ZUU online]

 個別銘柄で見ると、例えばインバウンド(来日外国人の購買などで恩恵を受ける)銘柄として大きく上昇した資生堂は8月11日の3,327円から9月9日2,412円まで下落した。この下落で大きく資産を減らした人も多かったはずだ。一方で、空売りやヘッジ売りで資産を守った人、大きく利益を出した投資家もいる。

 以下では、投機的な利益を考えるだけではなく、株式やETFや投資信託を買い付けた投資家が、市場に異変を感じた時、簡単にヘッジ(具体的にはヘッジ商品で、利益を出して、既存の投資商品の損を少なくする。あるいは減らす事)する方法を紹介する。

ヘッジ方法例

 以下にそれぞれの方法についてそれぞれ解説していく。

①保有株式を売却する
②持ち株を信用で売り立てる
③株式先物を売る
④オプション取引でヘッジする
⑤ヘッジのためのETF商品を買う

 

①保有株式を売却する、②持ち株を信用で売り建てる

・保有株式の売却、信用で売り建てる
・保有株式の売却、利益確定ないしは損切りを行う

 NISA枠で売却は考えない、又相続等で、税金その他の関係でしばらく売れない場合は、保有株式を信用取引で売り建てるという方法も考えられる。ただし、貸借銘柄か証券会社が認めた銘柄に制限はされるが、信用取引の売建てでヘッジすることも可能だ。その場合買い戻し価格が難しいが、全体相場が落ち着いた時に行えば良い。

③株式先物を売る

 日経平均先物の仕組みを簡単に説明すると、

・日経平均株価(仮に2万円)2万円×千倍=2千万円の売建て
・日経平均ミニ先物では、この10分の1、つまり2百万円の売建て

となる。この取引は信用取引の一種であり、証拠金が必要になる。

 日経平均先物取引は通常の単位が1千倍の価格、証拠金はその100分の1、つまり日経平均株価2万円の時ならば、建て玉は1単位2千万円、証拠金は最低2百万円が必要だ。これを10分の1のサイズにしたのが、ミニ先物である。具体的な取引例を見てみよう。

 仮に日経平均株価が2万円の時、1万9千円まで下がった場合に日経平均先物を1枚売り建てたとすると、「2万円-1万9千円=1,000円」。「1,000円×1,000倍=100万円」の利益(手数料、税金は考慮せず)となる。日経平均ミニ先物を1枚売り建てた場合は、この10分の1の10万円の利益となる。

 ただし、投機的な面もあり、証拠金や、どこで損切りするかなどのリスク管理には注意が必要だ。

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