政治・経済

④オプションでヘッジする

 ここではオプションの買建てのみを考える。買建ては買値だけの損限定だが売建てはリスクが限定されず危険なためだ。

 オプション取引とは決められた月日(決済日、SQ日ともいう)の日経平均株価を定め、その価格で売る権利『プットオプション』、買う権利『コールオプション」の売買だ。

 例えば、日経平均株価1万4千500円コールオプションは決済日(SQ日)に日経平均株価が1万5千円で引ければ、500円の価値がある。一方この引け値で1万5千500円プットオプションを買建てた場合も500円の価値となる。オプションの単位は1,000倍なので、上記の例ではそれぞれ50万円の価値となる。このようにして決められた日(SQ日)の価格が下がるか上がるかの予想があたれば大きな価値を生むことになる。そしてこの予想をヘッジに使う。

 ここで大事なのは、ヘッジならば掛け捨て保険のように捨てたつもりで静観するという事。今回の急落でも僅かの利益で売却してしまい、その後の下落局面において保険を手放してしまっている場合も意外に多い。

 今回のような滅多にない急落場面では、例えば1万8千500円プットは8月11日には30ポイント程度つまりは3万円程度だったが、26日、一時的に株式先物が1万7千160円に暴落した場面では1500ポイントまで急騰した。実に3万円が150万円となった。

⑤ETF商品で下げをヘッジ

 ETF商品の中には、下落局面で利益が出る、日経平均ダブルインバースなどの商品もある。

多様なヘッジ手段に触れることで、自己の資産を守ろう

 株式市場には主に二つのリスクが存在する。一つ目が個別株リスク。二つ目が市場リスクである。個別株に何か業績悪のような材料が出た時は、売却するか、信用で売り建てることが可能。反対に市場全体が売られるような時は、日経平均先物、オプション、ETFのような商品で市場リスクを管理出来る。この二つのリスクを上手に管理する様々なヘッジ手段で、自分の資産を守ろう。それが波乱相場を乗り切る一つの方法である。(ZUU online 編集部)

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