文化・ライフ

痩身の専門家として、日々勉強し、努力を重ねる村山舞さん。今回は女性社員をマネジメントする上で感じていること、そして経営者としての今後の取り組みなどについてお聞きしました。

 

痩身専門のエステを活用して体のコントロールを

 

20160510SANSAN_P01

(むらやま・まい)1977年生まれ、新潟県出身。大学卒業後、英国に留学し、CIDESCO(エステティック国際資格)、CIBTAC(英国のエステティック国家資格)、IIHHT認定国際アロマセラピスト&リフレクソロジストなど8種の資格を取得。2012年昭和大学医学部医学博士号取得後、村山代表取締役就任。

佐藤 海外と日本では、エステに対する考え方に違いがあるのですか。

村山 欧州ではエステはもともと化粧品からきていて、ボディーマッサージで血液やリンパの流れを良くして脂肪を落とすという考え方がありません。外国では、痩身は主に栄養士やカウンセラーの仕事なんです。生活習慣病の予防という観点で言えば、お医者さまの分野でもありません。ですから、私たちのような痩身専門のところがもっと活用されて、自分の体を自分でコントロールできるようになってほしいと思います。

佐藤 日本人は「先生」の肩書きに弱いので、医者に言われたことを真面目に守りますが、薬の影響で免疫力が低下すると、歳を取るほど元に戻すのが大変になるという弊害もあります。

村山 病気になってしまうとお薬が必要になりますが、病気になる前にサポートする仕事も、国家資格として認めてもらえたらという思いはあります。私たちは「健康やせ」のスローガンを掲げていますが、活動が少しでもエステティシャンの地位向上につながればいいですね。

 

ストレスなく痩身が実現できるノウハウを浸透させたい

 

佐藤 御社のパーティーに出席すると、女性社員の方々が本当にきれいで生き生きとされていて感心します。女性をマネジメントする上で気を付けていることはありますか。

村山 女性のほうが良い意味で目の前のことしか見ていないと思います。男性は長期的な観点から損得を考える傾向があるので、いざとなったら仕事を辞めるという選択肢がない場合が多く、力を100%出さない人も多いのではないでしょうか。長期的な視点は男性が優れているところでもありますが。女性は「今これをやる」と決めたら120%のめり込むところがあって、その瞬発力はすごいと思います。

佐藤 それはあるかもしれませんね。思い込みが激しいぶん、仕事へのロイヤリティーも高い。

村山 どちらかと言えば、「細く長く」というより「太く短く」でしょうか。女性は条件だけでは動きませんし、そういう意味ではお客さまに泣いて感謝されたことによって、仕事が病みつきになる社員もいます。出戻り社員も結構多いんです。当社ではイベントがたくさんあって、燃え尽きて辞めてしまう人もいるのですが、そうした人たちがほかで同じような仕事をしても、泣いて感謝されることはなかなかありません。もう一度やりがいを感じたくなって、戻ってくるスタッフも多くいます。

佐藤 今年で創業36周年を迎えられますが、次の40周年、50周年に向けての抱負をお願いします。

村山 例えば50周年までに何店舗にする、といったことは考えたことはありません。中長期のビジョンありきではなく、人が育って初めて何でもできると思っています。

 ですから、今は「日本一結果の出せる痩身教室」にすることを目指しています。痩身なら他社に負けない自信はありますが、お店によっては、結果の出方にまだバラつきがあります。きちんと指導を守るまじめな生徒さんでなくても、できるだけストレスなく痩せさせられるノウハウと言いますか、そうした部分をもっと浸透させたいと考えています。どこの教室に通っても大丈夫と言われるように、スタッフのレベルアップを目標にしています。



20160405SANSAN_P02 対談を終えて

久しぶりにお会いした舞さんは、経営者らしいお顔になられ、ご自身の道をしっかりと歩んでいらっしゃいました。これからもエステ業界に新たな風を吹き込んでください。

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