政治・経済

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一休でビジネスホテルチーム統括マネージャーを務める宮岡雄一氏

 会員数450万人、契約する宿泊施設数はビジネスホテルだけでも約1200施設。高級宿泊予約サイトとして知られる一休の強みは、宿泊施設を審査することで質を担保しているところと、厳選された施設をお得な価格で提供するところにある。利用者の平均年齢も42.5歳と、ほかのサイトに比べ高いことから、富裕層の利用も多い。一休でビジネスホテルチーム統括マネージャーを務める宮岡雄一氏に、利用者はホテル選びをどういった視点で行なっているのか、また、宿泊サイトの賢い利用方法について聞いた。

利用者が重視する5つの視点

 2015年は、外国人観光客が急増したこともあり、東京や大阪など大都市圏でビジネスホテルが取れないといったことも多かったのですが、ホテルの数が増えたことやインバウンドのお客さんも日本の地方に目を向け始めたことで、全くホテルが見つからないといったことはなくなりつつあります。その結果、ビジネス利用のお客さまもホテルを選べるようになってきました。その上でホテル選びの基準を私なりに分析すると、5つくらいに分類できると思っています。

 まずは「価格」です。そして「立地」、続いて「クオリティー」、「食事」、「特典」と続きます。価格に関しては、決められた出張経費というのがありますので、その範囲内という条件があります。ただ、現在は高価格で推移していますから、タイムセールといった宿泊サイトの企画ものを利用していただく場合も多いですね。やはり、利用者の方は価格に特に敏感ですから、日によって最低価格も変わる比較サイトをこまめにチェックされている方も多いですね。

 いかに安く泊まるかに関して言えば、皆さま賢くなっていらっしゃいます。

 2番目の立地ですが、出張は荷物もありますから、駅前というのは大きな魅力です。3番目がクオリティーです。部屋で仕事をする場合、机は必要ですし、部屋の大きさも気になさいます。加えてアメニティーへのこだわりやシモンズベッドを導入したといった寝具の質にもこだわるホテルは増えています。当社は女性のユーザーさまも多いので、例えば、東京の「ユニゾ銀座一丁目」の女性専用フロアやアロマのアメニティーなどは好評ですね。

 次に食事ですが、これは朝食です。ビジネス利用の方は朝が早いですから朝食無料ですと皆さん喜ばれます。現在、ホテルの朝食のクオリティーは総じて高いですからね。力を入れるホテルも多く、朝食ビュッフェや和食などで差別化を図っていますね。

 最後に特典です。最近ではここに一番注目されているのではないかと思います。これまでは「クオカード」付きといったものが多かったのですが、今はポイントを貯めるサービスなどに代わっています。当社でも一休ポイントというものがあるのですが、これを貯めて、後日レストランで利用するといった使い方です。また、部屋のアップグレードといった特典も人気がありますね。とはいえ、大前提として価格重視であるのは確かです。

早めの予約が「お得」のカギ

 最近では、「トリバコ」さんや「トリップアドバイザー」さんなど、メタサーチと呼ばれる宿泊施設の料金比較サイトの登場で利用者にとっては便利になってきていると思います。当社のサイトでも宿泊プランを増やし選択肢を増やしてきましたが、実際に選ばれるのは上位に表示されるプランがほとんどです。例えば、価格でソートすれば安い順から出てきます。ですが、隠れた部分にあるプランも見ていただければ、思わぬ掘り出し物が見つかるかもしれません。

 また、ビジネスのユーザーさまは、月の初めに予定を組まれることが多いようですから、そういったタイミングを見計らってタイムセールを仕掛けていくことが比較的多いですね。月初の出張が決まった時期に、そういった企画を探していただくといいかもしれません。

 急な出張の場合は仕方がないのですが、出張が前から決まっているようであれば、評判のいいホテルは人気も高いので、早め早めの予約を心掛けることが、ホテル選びの鉄則ですね。(談)

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