マネジメント

富裕層専門のカリスマFP 江上治

プロフィールをSNSで広く発信

 稼げる営業マンになるためのトレーニングとして、さまざまな講座で私が勧めるのは「プロフィールをつくりなさい」ということである。

 プロフィールを、ビジネスで大いに利用するのだ。

 というのは、幸い現在は、ブログ、メルマガ、フェイスブックといったSNSが盛んである。このSNSを活用すれば、自分の存在価値、自分の強みを無料で広く発信できるのだ。

 これを徹底的に活用し、あなたの価値を皆に知ってもらうという戦略である。

 実はプロフィールについては、過去に一度、書いたことがある。そこで記したことは、他人よりも優れていることではなく、他人との違いを見つけて、それを書きなさいというものだった。

 だが、そこでは言わなかったことがある。

 それは、プロフィールについて多くの人が誤解しているのが、「自己紹介」と思っていることだ。

 しかし、それは誤解であるし、他人に読んでもらってもほとんど効果がない。

 プロフィールは、単なる自分の経歴や趣味をなぞるのではなく、そこに「意志」と「志向」を入れ、「自分の価値、社会における存在価値、自分の職業的な強み」に内容を絞り込むようなものでなければ、人にアピールする内容にはならない。

ビジネスにおいてどんな専門分野で役立ってきたか

 優秀なビジネスマンは、それを一貫して発信してくことで、お客さまのほうから声が掛かるビジネス環境をつくり上げているのである。

 まず大事なのは自分の能力、今までの人生で評価されたことをどう表現するかである。

 言葉を変えれば、自分がどんな専門分野で、人々や社会に役立ったのか、事実をもってアピールしたものであるということだ。

 私の場合を紹介しよう。

 私は大学で金融・保険を学び、入社した損害保険会社の新規開拓部門で全国1位を5回受賞した。

 26歳から外資系生命保険会社に移り、10年後に退職、独立するまで全国ベスト5位から落ちたことがなく、1位を4回獲得している。

 独立後も年収1億円以上のクライアントを紹介や自力で開拓した、とプロフィールに書いている。

 つまり、保険の営業では圧倒的な実力を持ち、多くの富裕層の信頼を勝ち得てきたFPであるというアピールの中で、保険の専門分野において、多くの人々、社会に役立ってきたというプロフィールになっている。

プロフィールで自分の勝てる範囲を示す

 このように自分が他に圧倒的に勝てる分野を棚卸して、さらに周りから(お客さまから)どういう評価を受けてきたのかを書き出していくと、相手に与えるメリットや価値が見つかるのである。

 ただ見つかるだけでは不十分で、それを相手に伝えなければならない。これが重要なことなのである。

 他人に伝わるには、話が抽象的ではなく具体的、つまり、いかに「固有名詞」や「数字」によって説明がなされているかどうかにかかっている。

 話の伝わらない人のプロフィールを見ると例外なく抽象的で独りよがりだ。また、私にはそのような実績がないという方もいるかもしれない。

 しかし、エリアを絞ったり業種を絞ったりすれば自分が勝てる範囲というのは必ず見つかるはずである。それを具体的に名詞や数字で表すことで、自分の理想とするお客さまのほうから近づいてくる。

 とてつもなく稼ぐ人は、プロフィールに自分が「誰に」「どんな価値」を提供できるかを具体的に名詞や数字で示すことで、理想のお客さまが途切れることのない環境を手に入れているのである。

今号の流儀

どこで、どんな価値を提供したかをSNSで発信しなさい。

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