文化・ライフ

 女性がする毎日のお化粧は、朝のメイクは勿論のこと、寝る前に行っているスキンケアなど大変時間が掛かります。また、働く女性が増える現代では、外出先などで数時間おきに化粧直しが必要になっています。そこで今回は、女性の味方になりそうな「女優ミラー」を分析してみます。

手軽で細かいメイクにも対応する女優ミラー

第7回女優ミラー

オンソン社製のコンパクトLEDライト付き女優ミラー(ピンク)Amazonにて、1,150円

 芸能人のメイク室にあるような、鏡のフチに鏡の周りにライトがついている鏡を女優鏡というらしいですが、その持ち運びも出来るコンパクトな女優鏡が流行っているようです。

 かばんなどの中に普通入れているミラーは、鏡だけでライトなど無いので化粧直しがうまく行かないという“文句”を解消するために、LEDライトを付けて顔をはっきり映し出すことを可能にしたという商品です。

 ボタン電池を使ってLED8個を照明として組み込んで小型化に成功した商品ですが、なかなか面白い発想だと想います。

 この女優ミラーは持ち運びもできるコンパクトサイズで、自宅以外の外出先でいつでも手軽に使うことができる優れものです。

 また、鏡2面付いているうちの一面は拡大鏡になっていて、細かい手入れやメイクの際に便利と、一石二鳥となっているところもナイスです。

実際に女優ミラーを使ってみたら….

 筆者は男性ですが、実際に購入してちょっと使ってみました。ライトの明るさはさすがに真っ暗な部屋で使用するには少し足りませんが、多少暗い部屋で使う分には申し分ないです。あまり明るすぎると目が痛くなるかと心配でしたが、LEDライトの明るさはそれほどきつくなく問題ありません。

 ライトの明るさはスイッチ長押しで簡単に調整ができて、閉じると勝手に電源オフとなるところも電池切れにならないので良いと思います。これならカバンの中でつけっ放しの心配もありません。重さも大きさも携帯と変わらないくらいのサイズなので、女性の方は外出時にポーチにサクっと入れられるかと思います。

女性の「特別感」を刺激

 この商品は、外出先やレストランのトイレなど少し暗い所などでも使いたいという不満を解消したヒット商品ですが、 その裏で「人より少しいいモノをもちたい」「ちょっと自慢してみたい」という女性の心を刺激しているのではないかと感じます。メイクにこだわりをもっているという自己満足かもしれませんが、ちょっとした“特別感”が女性の心に響くのではないでしょうか。

第7回女優ミラー2 それから、最近モノマネメイクで有名な“ざわちん”の影響も多少あるかと思います。モノマネメイクとはSNS等でやっている〇〇風メイクといった“芸能人の化粧をまねたメイク”の事で、板野友美を真似て有名になった“ざわちん”から始まって、今では芸能人風メイクの仕方などのサイトが多数存在しています。

 そのモノマネメイクの大きなポイントは“眉”と“目”であるとされています。実際、何十人ものモノマネをしている“ざわちん”は、そのほとんどの口元をマスク等で隠して見事変身しています。

 特に眉と目のアイメイクはとても細かい作業が必要で、色の重ねつけなどで芸能人の雰囲気を出さなくてはならなりません。LEDライト8個で照らすことによって色見をはっきりさせることができ、拡大鏡を使用すればより細かいメイクも可能になります。

 この商品はアマゾンで1,150円にて購入することができます。1,000円で女優気分になれるこの鏡は、ちょっとした高級感を身につけたい女性の気持ちと、細かいアイメイクをしたいという気持ちの両方に応えている女性のニーズに応えた商品だと言えます。

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山本康博(やまもと・やすひろ):ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役、ブランドマーケッター。日本コカ・コーラ、JT、伊藤園でマーケティング、新商品企画・開発に携わり、独立後に同社を設立。これまで携わった開発商品は120アイテム、テレビCMは52本製作。1年以上継続した商品を計算すると打率3割3分、マーケティング実績30年。現在では新商品開発サポートのほか、業界紙をはじめとしたメディア出演や寄稿、企業研修、大学等でのセミナー・講義なども多数実施。たたき上げ新商品・新サービス企画立ち上げスペシャリスト。潜在ニーズ研究家。著書に『ヒットの正体』(日本実業出版社)、『現代 宣伝・広告の実務』(宣伝会議)、英語著書『Stick Out~a ninja marketer~』(BVC)など。

 

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