文化・ライフ

バッテリーが外せる最新スマホ

第9回写真4 格安スマホと呼ばれるマイネオ、ワイモバイル、LINE、イオン、UQモバイルや楽天など、格安SIMがやっと一般にも普及してきました。今回は格安SIMの簡単な仕組みと、お勧めのバッテリーが外せるスマホ本体、モトローラ・モビリティ・ジャパンが発売する「モトローラG5」(22,800円税別)を紹介します。

 まず、巷では格安スマホにおける「SIMカード」と「スマホ本体」が同じだと勘違いをしている人が多いようです。実は総称として格安スマホと呼ばれているだけであって、厳密にはスマホに挿し込むSIMカードの契約のことだと考えたら分かりやすいです。スマホ本体の購入とは別問題です。もちろん、格安SIMを提供する各社は、SIMカード契約をしてもらうために本体も一緒に提供していますが、必ずしも本体とSIMカードとをセットで購入する必要はないのです。

 格安SIMカードとは、若者を中心に割高感が強いと言われている、ドコモ、auやソフトバンクなどの大手キャリアと違って、通話料金が1分40円程と高いが、どうせ電話はLINE電話などで済ませるようなデータ使用がメインの人が、ナンバーポータビリティーを使い同じ携帯番号を維持しつつ、毎月3GB 、1,300円程度で運用できるSIMカード契約のことを言います。

 まず格安SIMカードの契約を結び、別途スマホ本体を購入して、その本体にSIMカードを挿すことで使えるようになるという仕組みです。この仕組みが徐々に認知されてきたので、Amazonなどの通販で、各社のSIMフリー端末携帯の販売が活発化しているという状況です。

 そこで今回は、モトローラ・モビリティ・ジャパンが先ごろ発売した最新機種である「モトローラG5」(以下モトG5)を紹介します。この機種は、昨今では大変珍しいバッテリーが外せる最新スマホです。

 昔は、バッテリーを交換して電池持ちを改善することが当たり前でしたが、最新スマホは薄さや防塵性能、コスト軽減などを追求するためか、バッテリー交換のできる機種がほとんどない状態です。このモトG5は、ここ数年で発売されたスマホとしては珍しい、バッテリー交換可能機種となります。筆者もしばらく使用してみたところ、普段使いに全く問題ないレベルの出来栄えで、なかなか良くできた設計となっています。

 気になるスペックですが、Androidのバージョンが7.0と最新なのが良い影響を与えているのか、バッテリー容量2,800mAh搭載で2~3日ほど余裕で持ちます。便利な15分の充電で、最長4時間使える10W 高速充電器もできます。画面サイズも5インチフル HDと、ちょうど良いサイズです。

第9回2 チップCPUは、1.4GHz×8コア(クアルコム社スナップドラゴン430)を搭載しています。本体メモリは2GBですので、ハードなゲームは少々厳しいかもしれませんが、通常使用では全くストレスを感じません。 保存容量は本体16GBですが、数千円程度で購入できる外付けの128GB マイクロSDカードが使えるので心配無用です。

 ボディーカラーは、ガンメタリック(正式名称;ルナグレー)とファインゴールドの2色が選べます。サイズも 14.4cm(縦)×7.3 cm(横)× 0.87cm(厚)、重量は約149gとなっています。SIMサイズは2枚ともナノSIMです。

 スマホで重要視されるカメラ性能も、リアカメラは1300万画素、オートフォーカスf/2.0、LEDフラッシュ、写真用8倍デジタルズーム、1080ピクセルHDビデオ用4倍デジタルズームと高性能といえます。内側のフロントカメラも500万画素、広角レンズf/2.2、ディスプレイフラッシュ搭載なので、セルフィー撮影も十分対応出来るかと思います。

 また、便利機能としては、指紋認証センサーで簡単立ち上げ、加速度計、ジャイロスコープが付いているので、ポケモンGOなどのARにも対応しています。

 1つ残念なのが、精密GPSは搭載されているものの、電子コンパス機能が付いていないので、歩きながらの精密方向制御が上手く出来ない点です。ただこれも、普段使いならグーグルマップなどの精密GPSがあるので気になりません。

2台持ちが不要に

 そして、これからの時代にとても便利なのが、SIMカードを2枚挿して、同時待ち受け使用が出来るデュアルスタンバイ機能DSDS(デュアルシムデュアルスタンバイ )です。

 モトG5では、2017年夏のアップデート後の対応となります。携帯電話を2台持ちしている人にとっては朗報かもしれません。会社用と自前の2台持ちの人が、スマホ1台にSIM2枚を挿して同時運用するのが、これからの最新スタンダード対応となってくるからです。

 日本の大手キャリアで、デュアルスタンバイ機能搭載スマホを提供しているところはないと思いますのでこれは便利です。最近発売されたVAIO Phone Android 5.5インチ(24,800 円税別)が、DSDS機能を搭載していますが、画面が5.5インチと大きすぎで、しかもバッテリーが外せません。

 モトローラといえば、アメリカのスタイリッシュブランドとして1990年代には世界携帯電話シェアナンバー1になるなど一世を風靡した携帯ブランドですが、現在、携帯部門は切り離され、2014年にレノボグループ傘下の企業となっています。

 2台持ちの人は、この機会にぜひ格安SIMカードを契約し、デュアルスタンバイ機能を利用してみてはいかがでしょうか。

(やまもと・やすひろ):ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役、ブランドマーケッター。日本コカ・コーラ、JT、伊藤園でマーケティング、新商品企画・開発に携わり、独立後に同社を設立。これまで携わった開発商品は120アイテム、テレビCMは52本製作。1年以上継続した商品を計算すると打率3割3分、マーケティング実績30年。現在では新商品開発サポートのほか、業界紙をはじめとしたメディア出演や連載寄稿、企業研修、大学等でのセミナー・講義なども多数実施。たたき上げ新商品・新サービス企画立ち上げスペシャリスト。潜在ニーズ研究家。著書に『ヒットの正体』(日本実業出版社)、『現代 宣伝・広告の実務』(宣伝会議)、英語著書『Stick Out~a ninja marketer~』(BVC)など。

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