文化・ライフ

丸いロックアイスの良さとは

第10回画像1 グッドデザイン賞をいくつも輩出するハウスウェアーブランドメーカー「like-it(ライクイット)」社が発売している、丸い6cmロックアイスが手軽かつ簡単に作れる商品をご紹介します。

 筆者も、実際に購入してロックアイスを作り、コカ・コーラを入れて飲んでみましたが、簡単に丸い氷が作れて、コカ・コーラも炭酸が抜けず冷や冷やでとっても美味しかったです。四角い氷だと、液体と接触する面積が大きくなることで氷が溶けてしまうため味が薄くなるものですが、ウィスキーのロックのようにちょっとずつ溶けていくという原理は理にかなっているかと。

 このライクイット社は、これ以外にもたくさんの優れもの生活グッズを販売していて、コンセプトも素晴らしい。

「生活者に愛され続けるモノづくり」をテーマとし、デザインは“Simple is Best”にこだわり続けてきたとのこと。

 なるほど、シンプルイズベストが根幹にあるのだから出来たのだと感じました。

 今回は、ライクイット社製“俺の丸氷”白(STK-06)をAmazonから1個540円で購入して、翌日に届きました。

 容器を取り出して洗い、コップに湯沸かし器のお湯を入れてから、人肌の温度になるまでに水で薄めて、氷容器に注ぎ、軽くポンポンと空気を出すだけという簡単さ。一度沸騰した水のほうが空気が抜けて透明になりやすいとのことだったので、今回はポットのお湯を使いました。

 そして翌日、冷蔵庫から出してみると、まあ見事に綺麗な丸い6cmロックアイスが出来ているではないですか。容器のにおいも全く付いていません。

 せっかくならと瓶のコカ・コーラを注いでみると、炭酸が余り抜けずにキンキンに冷えた状態になり、飲むと納得の味わいが堪能でき、普通に冷やしたものより2倍くらい冷えている感じです。のど越しに効く美味しさに大満足です。

家庭で丸いロックアイスが作れる実用性と遊び心の両立

第10回画像4 「俺の丸氷」というネーミングにもこだわりを感じます。ちょっとどこかで聞いた響きかもしれませんが、なるほどナイスなネーミングです。

 この製氷器は重ねることが出来る構造なので、2段にして6個買って凍らせておけば、綺麗な丸い氷がいつも用意されているという便利設計になっています。しかも、日本製です。

 夏に向けて、来客に麦茶をお出しする際に、丸いロックアイスで提供したらきっと驚かれて、そこから話題が広がるような気がします。

 家庭で、子供たちといろいろなものを丸い形にして楽しむことなどもできるでしょう。ライクイット社のように、実用性と遊び心を持った商品を真面目に作り上げる企業が日本でたくさん出現すれば、きっと景気も明るくなるのだろうなと感じました。

 ちなみに、この商品のさまざまな使い方の投稿サイトhttp://iceballrecipe.jugem.jp/もあるので、参考にしてみてはいかがでしょうか。

※本連載の記事一覧はこちらから

++++++++++++

(やまもと・やすひろ):ビジネス・バリュー・クリエイションズ代表取締役、ブランドマーケッター。日本コカ・コーラ、JT、伊藤園でマーケティング、新商品企画・開発に携わり、独立後に同社を設立。これまで携わった開発商品は120アイテム、テレビCMは52本製作。1年以上継続した商品を計算すると打率3割3分、マーケティング実績30年。現在では新商品開発サポートのほか、業界紙をはじめとしたメディア出演や連載寄稿、企業研修、大学等でのセミナー・講義なども多数実施。たたき上げ新商品・新サービス企画立ち上げスペシャリスト。潜在ニーズ研究家。著書に『ヒットの正体』(日本実業出版社)、『現代 宣伝・広告の実務』(宣伝会議)、英語著書『Stick Out~a ninja marketer~』(BVC)など。

 

関連記事

好評連載

二宮清純のスポーツインサイドアウト

一覧へ

米山公啓の現代医療の真相

一覧へ

見落としやすい薬の副作用

[連載] 現代医療の真相(第19回)

現代医療の真相

[連載] 現代医療の真相(第18回)

肺炎球菌ワクチンから見えるワクチン後進国日本

[連載] 現代医療の真相(第17回)

認知症・徘徊老人を受け入れる街づくり

[連載] 現代医療の真相(第16回)

サプリメント・ブームにもの申す

[連載] 現代医療の真相(第15回)

インフルエンザ予防接種は受けるべきか

吉田たかよしのビジネス脳の作り方

一覧へ

ネット検索の集中力は「独り言」で高まる!

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第20回)

ビジネス脳の作り方

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第18回)

人材育成のコツ ~部下の才能を褒めるとダメ人材に育つ~

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第17回)

株取引の損得は男性ホルモン量で決まる?

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第16回)

アルツハイマー病は脳の糖尿病!?

ビジネストレンド新着記事

注目企業

一覧へ

上場して分かったTOKYO PRO Marketのメリット―前田浩・ニッソウ社長に聞く

多くの経営者が目標とする株式上場。しかし、上場に掛かるコストや時間、その他諸々の条件を考慮して、「上場は到底無理」と諦めてしまうケースも少なくない。そんな経営者にとって有力な選択肢となるのが東京証券取引所の運営する第五の市場TOKYO PRO Marketへの上場だ。2018年に同市場に上場を果たした、株式会…

未来のモビリティ社会実現に向け日本と欧州の懸け橋に―シェフラージャパン

日本一歴史の長い女性用化粧品会社が挑む「革新と独創」―伊勢半

新社長登場

一覧へ

地域に根差した証券会社が迎えた創業100周年―藍澤卓弥(アイザワ証券社長)

中堅証券会社のアイザワ証券は今年7月、創業100周年を迎えた。この記念すべき年に父からバトンを受け継ぎ新社長となったのが、創業者のひ孫にあたる藍澤卓弥氏。地域密着を旗印に掲げてここまで成長してきたアイザワ証券だが、変化の激しい時代に、藍澤社長は何を引き継ぎ、何を変えていくのか。聞き手=関 慎夫 Photo:西…

メディカル事業を横串にすることでシナジーを発揮し、顧客満足度向上へ 伏見有貴(リゾートトラスト社長)

新事業の芽を伸ばすことでさらに大きな個性的な会社を目指す――日髙祥博(ヤマハ発動機社長)

イノベーターズ

一覧へ

チェ・ゲバラに憧れた10代起業家が目指す「働き方革命」― 谷口怜央・Wakrak(ワクラク)社長

高校中退、ITスキルなしの17歳の青年が立ち上げた会社が、わずか2年で利用企業約500社、ユーザー約6万人のアプリを運営するまでに成長している。「世の中を変えたい」という思いを原動力に突っ走る谷口怜央・Wakrak(ワクラク)社長に話を聞いた。(取材・文=吉田浩)谷口怜央氏プロフィール…

Wakrak(ワクラク)社長 谷口怜央氏

ペット仏具の先駆企業が「ペットロスカフェ」で目指す癒しの空間づくり

元引きこもり青年が「cluster」で創造する新たなVRビジネスとエンターテインメント(加藤直人・クラスターCEO)

大学の挑戦

一覧へ

専門分野に特化した“差別化戦略”で新設大学ながら知名度・ブランド力向上を実現――了徳寺大学・了徳寺健二理事長・学長

2000年設立で、了徳寺大学が母体のグループ法人。医療法人社団了徳寺会をグループ内に持つ。大学名の「了」は悟る、了解する、「徳」は精神の修養により、その身に得た優れた品性、人格を指す。「了徳寺」は人間としての品性、道を論す館の意味を込めた大学名だ。 聞き手=本誌/榎本正義 、写真/佐々木 伸教育部…

大学の挑戦

創立100周年、西南学院大学・K.J.シャフナー学長「世界に貢献しインパクトを与える人材を育てる」〜国際交流・就職支援・インターネット出願〜 

「“STAND BY YOU”のスローガンの下、学生一人ひとりに寄り添う教育を」――中央学院大学・佐藤英明学長

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2019年7月号
[特集] 素材の底力〜世界をリードする素材産業〜
  • ・素材のイノベーションが日本経済をリードする
  • ・化学工場 企業ごとの特色も鮮明に存在感増す化学素材
  • ・電気自動車普及が始まる車載バッテリーの覇権戦争
  • ・炭素繊維 市場を開拓してきた日本が技術的優位を保ち続ける法
  • ・「鉄は国家なり」の時代を経て問われる「日の丸製鉄」の競争力
  • ・経産省 日本の素材産業が世界をリードするための3つの課題
  • ・就職人気は下位に低迷でも焦らない素材メーカー
[Special Interview]

 日覺昭廣(東レ社長)

 「長期的視点で開発するのが素材企業のDNA」

[NEWS REPORT]

◆営業利益率10%突破 ソニーならではの「儲けの構造」

◆日本初の民間ロケットが宇宙空間に到達

◆携帯参入まであと4カ月 国内4番手「楽天」の勝算

◆日産・ルノーが直面する「経営統合問題」長期化の落とし穴

[Interview]

 「君は生き延びることができるか」──ガンダム世代が歩んだ40年

 常見陽平(評論家・労働社会学者)

ページ上部へ戻る