文化・ライフ

20171025ファンケル2

左からファンケルの宮島副会長、久保氏、原氏、宮本氏、西山氏、鈴木規子・JICA理事

ペルーで野球教室を開催

 「しっかり野球を伝道したい」と意気込みを述べるのは、読売巨人軍前監督の原辰徳氏。ペルーでの野球教室を開催するにあたり、10月19日、都内のペルー大使館で会見を行った。

 ペルー日系人協会設立100周年を記念して催される教室は、国際協力機構(JICA)が主催し、11月19日(現地時間)、ペルーの首都のリマにあるラ・ウニオン総合運動場で行なわれる予定だ。講師として派遣されるのは、原氏を総監督に、元横浜の久保文雄氏、同じく駒田徳広氏、元巨人の宮本和知氏、元広島の西山秀二氏の5名。

 原氏らは元々、報知新聞と通販大手のファンケルがはじめた「ファンケルキッズベースボール」に2010年から携わっており、これまで計31回全国各地で野球教室を行ってきた。

 野球教室以外にも、会場周辺の病院へプロ野球OBが訪問し、サインボールのプレゼントや記念撮影を行う慰問を計11カ所で行ったほか、被災地支援などの特別大会を9回行っており、これまでの参加者はのべ1万1407名にものぼる。

 さらに、ファンケルキッズベースボールでは、使わなくなった野球用具の回収も行っており、用具の一部はJICAを通じて用具不足に悩む国や地域の子どもたちへ送られていた。

ペルー日系人と野球とのかかわり

 今回、はじめて海外での野球教室を開催することになるが、先にも述べたとおり、イベントはペルーの日系人協会設立100周年を記念して行われる。

 日本人のペルー移民の歴史は協会設立よりも古く、1899(明治32)年に、横浜港を出港した佐倉丸に乗った790人が、カヤオ港に第一歩を記したことにまで遡ることができる。

 ペルーは日本にとって、組織的な移住を南米で最初に受け入れた国で、彼の地では野球よりもサッカーの方が人気スポーツだ。

 しかし、ペルーに入植した彼らのアイデンティティは野球によって育まれたていたという。「ベースボール」を学ぶのでなく「野球」を学ぶことで、礼儀作法など、祖国の文化も一緒に受け継ぐこともできたというわけだ。 

 講師のひとりである元巨人軍投手の宮本氏も「誰かが困っていたら他の誰かが助ける」といったチームワークを教えたいと、技術よりも野球やスポーツの持っている魅力、そして日本人のメンタリティを伝えていこうとしている。

 伝道者となる講師5人に加え、帯同するファンケルの宮島和美副会長も初のペルー訪問になるということで、訪問を心待ちにしているという。

 「最近は年齢もあってプレーがしんどい(笑)」という原氏だが、ペルーでは講師陣全員がデモンストレーションを行う予定。ペルーの日系人たちにとっても、プロ野球の凄さを感じる機会になるのではないだろうか。

関連記事

好評連載

二宮清純のスポーツインサイドアウト

一覧へ

米山公啓の現代医療の真相

一覧へ

見落としやすい薬の副作用

[連載] 現代医療の真相(第19回)

現代医療の真相

[連載] 現代医療の真相(第18回)

肺炎球菌ワクチンから見えるワクチン後進国日本

[連載] 現代医療の真相(第17回)

認知症・徘徊老人を受け入れる街づくり

[連載] 現代医療の真相(第16回)

サプリメント・ブームにもの申す

[連載] 現代医療の真相(第15回)

インフルエンザ予防接種は受けるべきか

吉田たかよしのビジネス脳の作り方

一覧へ

ネット検索の集中力は「独り言」で高まる!

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第20回)

ビジネス脳の作り方

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第18回)

人材育成のコツ ~部下の才能を褒めるとダメ人材に育つ~

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第17回)

株取引の損得は男性ホルモン量で決まる?

[連載]吉田たかよしのビジネス脳の作り方(第16回)

アルツハイマー病は脳の糖尿病!?

ビジネストレンド新着記事

注目企業

一覧へ

刺激を浴びて徹底的に考え抜くことで自らを変革する―― 鎌田英治 グロービス 知命社中代表

「創造と変革」を掲げリーダー教育事業を展開しているグロービス。未来が予見しづらい混迷の時代を迎え、まさに新たな時代を切り拓いていくリーダーが求められている。そのような状況を受けて、グロービスは昨年、新たに執行役員以上に限定したエグゼクティブ向けのプログラム「知命社中」を開設した。[PR]次世代を担う経営リーダ…

ワンストップで手厚くサイトの売却をサポートするサイトマ――中島優太(エベレディア社長)

「支持政党なし」をつくった男のユニークな発想とビジネス――佐野秀光(情報通信ネットワークグループ社長)

新社長登場

一覧へ

「技術立脚の理念の下、付加価値の高い香料を開発します」――高砂香料工業社長 桝村聡

創業から95年、海外に進出してから50年以上たつ国際派企業の高砂香料工業。合成香料では日本最大手であり、国際的にも6%以上のシェアを持つ優良企業だ。100年弱の歴史を持つ高砂香料工業── まず御社の特徴をお聞かせください。桝村 1920年創業ですから、2020年に100周年を迎える香料の専門メーカーです。基本…

桝村 聡

「ネット広告が変わってもクライアント本位の姿勢は変わりません」--バリューコマース社長 香川仁

「最新情報を発信、人と企業の働く環境を良くしていきます」--マンパワーグループ社長 池田匡弥

イノベーターズ

一覧へ

老舗コニャックメゾンがブランド強化で日本市場を深耕――Remy Cointreau Japan代表取締役 宮﨑俊治

フランスの大手高級酒グループ、レミー・コアントロー社の日本法人。18世紀から愛飲されてきた名門コニャックの「レミーマルタン」や世界有数のリキュール「コアントロー」をはじめ、スピリッツやウイスキーなど戦略的なラインアップを日本市場で展開している。同社の宮﨑俊治代表取締役に事業展開について聞いた。 &nbs…

リグナ社長 小澤良介 家具のEC販売から様々な展開へ

内装空間の総合プロデュースで想いをカタチに創り上げる――ユニオンテック社長 大川祐介

大学の挑戦

一覧へ

専門分野に特化した“差別化戦略”で新設大学ながら知名度・ブランド力向上を実現――了徳寺大学・了徳寺健二理事長・学長

2000年設立で、了徳寺大学が母体のグループ法人。医療法人社団了徳寺会をグループ内に持つ。大学名の「了」は悟る、了解する、「徳」は精神の修養により、その身に得た優れた品性、人格を指す。「了徳寺」は人間としての品性、道を論す館の意味を込めた大学名だ。 聞き手=本誌/榎本正義 、写真/佐々木 伸 教育部門と…

大学の挑戦

創立100周年、西南学院大学・K.J.シャフナー学長「世界に貢献しインパクトを与える人材を育てる」〜国際交流・就職支援・インターネット出願〜 

「“STAND BY YOU”のスローガンの下、学生一人ひとりに寄り添う教育を」――中央学院大学・佐藤英明学長

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2018年9月号
[特集]
この夏飲みたい日本の酒

  • ・総論 量から質へ“こだわり”が求められる時代へ
  • ・埼玉・秩父から世界一へ イチローズモルトの奇跡
  • ・家庭でも酒場でもレモンサワーが飲まれる理由
  • ・幕末からよみがえった都心の酒蔵 東京港酒造
  • ・本間哲朗(アプライアンス社社長)
  • ・伊豆で愉しむ野趣なワインと夏の富士
  • ・トップが薦めるこの夏のビール

[Special Interview]

 宮内義彦(オリックス シニア・チェアマン)

 「トップの器以上に会社は大きくならない」

[NEWS REPORT]

◆ヨーロッパに続け! 動き始めた日本の再エネ事業

◆東芝のPC事業を買収し8年ぶりに参入するシャープの勝算

◆日産―ルノー経営統合問題に苦慮するカルロス・ゴーン

◆大阪がエンタメで仕掛けるインバウンドと夜の経済

働きがいのある会社を総力取材

 人材育成企業20

 企業の成長戦略をクローズアップ

ページ上部へ戻る