マネジメント

今年で創立31年を迎える医薬部外品(薬用化粧品・機能性表示食品)のOEMメーカーである天真堂。OEMだけでなく、販売戦略や物流、コンタクトセンターなど通販に必要な機能をフルサポートし、「売れるモノ」と「売れるしくみ」を提供している。

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株式会社天真堂代表取締役社長 児玉 和之(こだま・かずゆき)

 インターネットの普及で、セグメントされた個人へのアプローチが可能となった通信販売。リスティングやアフィリエイトなどのネット広告によって、ニーズを絞った商品でのネット通販への参入が急増し、過当競争となっている。

 「ネットに限らず通販全てに言えることですが、いくら商品が良くても『売れるしくみ』がなければ新規顧客の獲得は難しく、『売れるしくみ』があっても商品が良くなければリピートされず長続きしません。『売れるモノ』と『売れるしくみ』が揃ってこそ、顧客が購入しリピートされる商品になるのです。当社はその両方を提供し、売れ続ける通販モデルを実現します」と、説明するのは、医薬部外品のOEMメーカーであり、通販の販促支援などを行う天真堂の児玉和之社長。

 同社の商品は、国から認可を受けた医薬部外品であるために、効果効能を商品や広告、販促物でうたうことができる。また、長年のOEMメーカーとしての実績から、認可済みの処方を多数ストックしている。

 「既に販売実績があるストック処方を商品化できるのが、当社の強み。実績のある処方だけに“悪くて売れない”という心配がありません。通常、部外品の認可には1年以上かかりますが、ストック処方であれば容器などの資材納入から最短1週間で商品を販売できます。開発期間を大幅に短縮できるのもストック処方のメリットです」

 「売れるしくみ」としては、通販に必要な機能を網羅したワンストップサポートサービス「TTSP(天真堂・トータル・サポート・パッケージ)」として提供している。

 「通常、広告は代理店、ウェブサイトは制作会社、物流は倉庫会社など業務ごとに外注先に発注しますが、当社のTTSPは、通販に必要な機能を一元的に提供しています。その結果、トータルコストが削減でき、その分をプロモーションや顧客サービス向上、新商品の開発などに充てることができるのです」

 実際に通販事業に進出しようとすると、商品開発から販売、物流、プロモーションと、相当な予算が必要となる。「売れるモノ」と「売れるしくみ」を持つ同社に任せれば、コストダウンと予算の有効活用によって早期の事業化が可能となる。

 「現在の通販業界には、保管在庫の無駄・不在再訪の無駄・過当競争の無駄など、“悪しき慣例”とも言える無駄が数多くあります。当社は既にIoTやAIも活用し、これらを是正する取り組みを始めています。この取り組みが業界内に広まれば、昨今社会問題となっている物流や流通の問題を解決に導くことができると考えています」と、児玉社長は、通販の未来を見据えている。

 今までの通販の常識を打ち破る“通販革命”を天真堂が起こそうとしている。

 

株式会社天真堂

  • 設立/1986年12月2日
  • 資本金/1億6960万円
  • 事業概要/医薬部外品のOEM製造、通販のフルサポートサービスの提供
  • 所在地/東京都江東区
  • 会社ホームページ/https://www.tenshindo.ne.jp

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