マネジメント

流行の発信源が既存の媒体からSNSへと移行し商品の売り方にも独自の工夫が必要となる中で、ヒット商品を連発するArtemisのプロモーション戦略について聞く。

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株式会社Artemis代表取締役社長 菅井直樹(すがい・なおき)

 スマートフォンの爆発的な普及にともない、今や若者のみならず幅広い年齢層が情報の発信・受信に活用するSNSは、企業にとってもプロモーションの場として欠かせないツールとなっている。いくら良い商品を作っても、消費者の認知度が上がらなければ売れないという構図は変わらないものの、SNS時代にはその落差がより顕著に現れるようだ。

 ウェブを通じて美容と健康に関わる商品を販売するArtemisは、そうしたSNSでのプロモーションで豊富なノウハウを有し、数々のヒット商品を連発してきた。インターネット広告業界を経て美容・健康業界に参入した同社の菅井直樹社長は、自らのアイデアをベースに美白クリームやダイエットサプリメントなど、女性の悩みを解決するさまざまな企画を商品化。既に商品ラインアップは250種類を超えているという。2年前に販売を開始したホワイトニングクリーム「Albinia(アルバニア)」は、年間販売数が100万本を超えるヒット商品になっている。

 その理由について菅井社長は「ライバル商品が多い中で、当社ではアフィリエイターへの還元率をアップして露出を高めながら、確実に購買につなげられる充実したランディングページを用意していることが販売実績につながっています」と分析する。開発段階から、販売の現場で売りやすい商品づくりを意識する「現場主義」も徹底。昨年リリースした除毛スプレー「deleMO(デリーモ)」は、女性のニーズに応えて高い効果を発揮する確かな品質に加え、そうした積極的なプロモーション戦略が功を奏してヒット商品となった。

 また、同業大手にはないスピード感も同社の強みといえそうだ。

 「流行している成分がテレビで紹介されると、それをいち早く取り入れたサプリメントなどの商品開発をスピーディーに進める一方、ランディングページも準備しながら最短3週間から1カ月で新商品の販売をスタートできる体制を備えています」

 以前は商品のヒットに供給が追いつかないこともあったが、生産体制と顧客サポートをより一層強化することでそうした課題も解決した。商品サイクルが短い業界であるだけに、今後は商品開発もさらにスピードアップしていく考えだ。

 「季節ごとにあまり変動せず、通年使ってもらえるような男性向けコスメ商品も開発したいですね。また、今年からは海外進出にも本格的に取り組みます。日本の美容商品はアジア各国で人気が高いので、ウェブ通販だけでなく店頭での販売も充実させながら、まずは年商100億円の達成を目指したい」

 自身の企画力と開発スピードに加え、万全のプロモーション戦略を構築した菅井社長の目は、目標達成のさらに先を見据えているようだ。

 

株式会社Artemis

  • 設立/2010年11月
  • 資本金/1000万円
  • 事業内容/OEM受託製造業務、卸売業務、海外輸出入業務、メーカー業務、ECサイト運営業務
  • 所在地/大阪市淀川区
  • 会社ホームページ/http://a-rtemi.xsrv.jp

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