マネジメント

アイム・ユニバースは首都圏で戸建て住宅の建設・分譲などを手掛けている。時代を捉えた顧客志向に基づく家づくりにより、順調に業容を拡大。将来的には不動産の“プラットフォームカンパニー”として、顧客のさまざまなニーズに対応する。

アイム・ユニバースの戦略を語る藍川眞樹氏

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株式会社アイム・ユニバース代表取締役 藍川眞樹(あいかわ・まさき)

 アイム・ユニバースは南関東1都3県の国道16号線エリアで、新築建売を中心に戸建て住宅の建設、分譲販売を手掛けている。2016年の販売実績は150棟を突破。建物建築や不動産管理といった関連事業に参入しながら、順調に業績を伸ばしている。17年4月期の売上高は前期比20%増の66億7千万円を達成した。

 藍川眞樹社長は成長の要因を「お客さまにとってより良い住まいを誠実かつ地道に追求してきた結果だと自負しています。一足飛びに業績を大きくしたのではなく、一つ一つ積み重ねてきたものが花開いたと感じています」と分析している。

 同社が手掛ける分譲住宅「バシレイオン」シリーズは、浴室にテレビやミストサウナ、ジェットバスを標準装備し、住む人の癒しや健康・美容にこだわった。「お風呂を家族のコミュニティーにしていただきたい」と話す藍川社長。17年からは住宅に屋上庭園を設置し、新たな憩いの場として消費者への訴求を高めている。加えて、耐震性や耐火性に優れたパワーボードを活用して、強固な構造を実現。昨年2月から業界に先駆けて全棟に宅配ボックスを取り付け、いつでも荷物を自宅で受け取れるようにした。

 「他社商品と同じ価格なら、1つ上のクオリティーを目指しています。お客さまのニーズの変化に応じて、私たちが考える最高の住宅を模索し続けます」

 これらの先進的な取り組みが評価され、今年度の「東京都経営革新優秀賞」で「奨励賞」を受賞した。主な受賞理由は新築で培ったノウハウを生かし、中古住宅を高品質な設備を備えたリノベーション物件として再生させている点だ。藍川社長は「立地条件の良い用地が奪い合いになっている今、中古市場への参入は必要不可欠です。住んで、貸して、売却して『全てが良い』と言える資産価値の高い家づくりが私の使命です」と意気込む。

 同社は高付加価値住宅を一層普及させるため、17年8月から沖縄県の住宅展示場に業界初とされるプール付きのモデルハウスをオープンした。首都圏と同様に人口流入が続く沖縄で事業を行い、多様な需要に対応する。具体的には、地元住民や移住者、インバウンド投資を望む海外富裕層などを開拓する。 

 また住宅に限らず、関係会社のアイム・ユニバース建設を通じて、不動産管理やビルや商業施設などの建築、土木工事の施工を行いながら、不動産の“プラットフォームカンパニー”への転身を目指す。

 「住まいがあるからこそ人は生活することができ、建物があるからこそあらゆる事業が成立します。その両方をサポートするために、経営をしっかり舵取りして革新的なサービスを生み出していきたいですね」

 

  • 設立/2004年5月
  • 資本金/9700万円
  • 売上高/66億7000万円(2017年4月期)
  • 従業員数/30人
  • 事業内容/不動産の売買・仲介や建物の建築、設計、施工など
  • 所在地/東京都杉並区
  • 会社ホームページ/http://aim-universe.co.jp/

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