マネジメント

「お金もない、夢もない、ついでに彼氏もいない」――何も持たない普通のOLからあっという間に年商1億円を稼ぐインフルエンサーとなった鈴木実歩さん。経済界主催の「女性エヴァンジェリスト養成講座」では、鈴木さんが実践したSNSによるPRの極意について語ってもらう。

鈴木実歩PHOTO

(すずき・みほ)大手化粧品メーカーやエンタテインメント企業に勤務しながらも、「これからは”個人の時代”になる」ことを知り、女性専門のコーチング「未来シフト・コーチング」で起業。実績・人脈・資金ゼロから、独自のSNS活用術を駆使し、たちまち予約の取れない人気コーチとなる。広告費を一切かけず、SNSとメールマガジンの集客で、500人超えのセミナーを満席にする。主宰する女性のための起業塾は2年間で計320人を動員。オンラインのビジネス講座は現在計800人が受講中。海外セミナー(NY、シンガポール、バンコク)も満席で開催。3年間で延べ3000人以上の女性と関わり、働き方から人生を変える受講生を数多く送り出す。著書に「未来を自由に選ぶ力」WAVE出版

鈴木実歩氏の流儀 その1 ゴール設定は明確に

 鈴木さんがコーチングの分野で起業、成功するまでの経緯については著書『未来を自由に選ぶ力』(WAVE出版)に詳しいが、企業で宣伝販促を担当していた経験から、独立後の仕事との違いをこう語る。

 「(独立して)一番大きく変わった点は、無料で宣伝販促ができるようになったこと。会社員時代は広告予算の中でできることを考えていましたが、独立後はさまざまな実験を実践的に繰り返したことで、広告費をかけずに広告よりも効果のある宣伝をすることができるようになりました」

 そして、当時の反省点として

 「もっと早くから、私個人のブランドを作る情報発信を始めておくべきだったと思います。個人の発信力、影響力、信頼は短時間で手に入るものではなく、ひたすら積み上げていくものなので、『自分ブランド作り』は一刻も早くスタートすることをお勧めします」と言う。

 たとえ組織の一員であっても、個人のブランド力を高める重要性は同じ。そのためにSNSを活用する必要があるのは言うまでもなく、特に目を惹くキャッチコピーを書く力の重要性を鈴木さんは指摘する。そのうえで、小手先のテクニックだけでは失敗するとも。

 「この発信では誰に、何を、伝えたいのか」のゴールを明確に決めてから書くことが大事です。マインドセットやスタンスが明確に定まらないままライティングのテクニックだけを取り入れると、胡散臭い文章になってしまので気をつけることです」

 起業する前に、OLをしながら副業でオンライン物販などを行っていた鈴木さんは、当時から商品のスペックやサービスを説明するだけでなく、購入(体験)することによって、買った人にどんな未来が待っているかをイメージさせることを意識していたとのこと。副業OKの会社に勤めている人は、少額からのスタートでも「まず、自分でどれだけ稼げるか」にトライして、発信力を磨くのも良いかもしれない。

鈴木実歩氏の流儀 その2 フォーカスすべきは競合ではない

 コーチングを標榜するコンサルタントは増えているが、独立した時にライバルはまったく意識しなかったという鈴木さん。それより大事なことは「自分がどういう世界を目指しているかという想いを明確にすること」だと語る。

 「私は、女性が我慢して嫌いな仕事を続けるのではなく、もっと一人一人が持っている才能を活かし、仕事を楽しみ、経済的にも精神的にもどんどん豊かになって人生を楽しむ・・・そんな世界を目指しています。そんな女性が増えるのであれば、きっかけが私でも他のコーチだったとしてもいいですよね。フォーカスすべきは競合ではなく、自分の想いと自分の仕事だと思っています」

 マス・マーケティングから、たった1人を対象としたマーケティングへとトレンドが移行し、「提供者」と「消費者」が明確に分けられていた時代から、誰もが情報発信できる(提供者になれる)時代になった。そんな今だからこそ、新しい時代の広報PR力を身につけることは必ず力になるはず、と鈴木さんは強調する。

 「女性エヴァンジェリスト養成講座で新しい時代の広報PR力を磨き、自社のファンを増やし、 競争しなくてもよい、ブランド価値を一緒に高めましょう!お会いできることを楽しみにしております」と、受講生に熱いメッセージを送った。(文=吉田浩)

 

バナー経済界_01_1女性エヴァンジェリスト養成アカデミアのご案内

開催期間:2018年4月12日、5月10日、6月7日、6月28日(計4回コース)

講師:西脇哲資(日本マイクロソフト株式会社 業務執行役員・エバンジェリスト)、上村嗣美(株式会社サイバーエージェント 全社広報室 シニアマネージャー兼広報責任者)、菅本 裕子(モテクリエイター)他

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