文化・ライフ

スペインで棋聖戦開催

 若き覇者、井山裕太六冠の棋聖戦初防衛戦が来年1月から始まります。プロの棋士も注目しているこのシリーズ。第1局はスペインで行われます。

 スペイン政府とスペイン囲碁協会から開催要望が寄せられ、それが実現したのです。2014年は支倉常長が慶長遣欧使節団を率いてスペインに到着して400周年に当たる年。日本とスペインの交流記念事業に囲碁がお役に立てること、本当にうれしいです。

 対局場は世界遺産都市アルカラ・デ・エナーレスのパラドールです。そしてこのスペイン対局を観戦できるツアーもできました。ツアーの魅力は、前夜祭に井山裕太棋聖ほかの棋士を含めた懇談。次に当日、対局室に入り目の前で対局開始の一手を見ることができること(普通は入ることができません)。

 その他、解説会や指導碁、また現地で行われるヨーロッパアマ棋聖戦にも参加できるので、海外の方々との交流を存分に味わうことも……。もちろん観光もあります。

 このスペイン対局にご尽力くださったのはスペイン在住の三上優さん。長年にわたり囲碁をとおして日本とスペインの交流促進に貢献なさったことが評価され数年前に外務大臣表彰を受賞されました。ゴンザレス元首相など要人にも囲碁を指導され、現在もスペイン囲碁界を大きく盛り上げてくださっています。平和への一手としての思いも込めて。

 そして三上さんの心がご子息にもつながりました。11月23日と24日、代々木公園イベント広場にてスペインの文化を伝える大きな祭典「フィエスタ・デ・エスパーニャ2013」が開催されるのですが、この実行委員長が彼。スペインの食・文化・舞踊・音楽を日本に紹介。日・スペイン交流の体験もできます。

 若者たちがさまざまな形で平和を考える。その姿に清々しい心が胸に広がりました。

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