文化・ライフ

伝統を感じさせるクラブハウス

 ゴルファーが待ちに待っていたトップシーズンが早くも終わりを告げ、最も厄介な冬の足音が聞こえてきた。早朝の冷え込みに嫌気がさし、ゴルフ場から足が遠のくというゴルファーも少なくないだろう。

 そこで今回は、年間を通じて比較的温暖な気候の下で、プレーが楽しめる別府ゴルフ倶楽部を紹介する。

 湯治場として有名な別府温泉にほど近い杵築市に位置する同倶楽部の開場は1930年と九州では2番目に古いコースである。九重連山を臨む、岳ケ下山にレイアウトされた鶴見・由布コースからなる全36ホールは、景観美はもちろん、丘陵コースながら高低差も少ないことから、ゴルファーからの支持は高い。

 鶴見コースは、まず広いフェアウエーが樹齢60余年の杉と檜でホールは完全にセパレートされているのがうれしい。造成機器のない時代、人の手により創り出されたフェアウエーは自然のアンジュレーションが醸し出され、ピンポイントでの攻略法が要求される。

 歴史と伝統を重んじているのが鶴見コースならば、カジュアルさを打ち出すことで、リタイヤ層や若い層に人気なのが由布コースだ。

 「お客さまが鶴見コースと由布コースの2つをTPOに応じて使い分けられるのが最大の魅力です。由布コースで数回プレーした後で鶴見コースに挑戦する若年層のお客さまも多い。鶴見コースは会員さまのコースに対する愛着が深く、敷居が高いイメージを持たれる方も多いのですが、エンジョイ派の方には由布コースでと自分のスタイルに合わせて選択できるのも魅力です」と別府ゴルフ倶楽部の桑原久幸支配人は語る。

写真①

 歴史のあるコースだけに特に注目したいのが名物ホール。本誌では鶴見コースの9番(写真①)417ヤード(バックティー)のパー4と同14番(写真②)613ヤード(同)距離のあるパー5を上げたい。

 9番は最終ホールにふさわしく、高いティーグラウンドからの眺望は特筆できる。雄大な背景をめがけ打ち下せるティーショットは爽快そのもの。しかし、セカンドショットは打ち上げ、3つのガードバンカーに阻まれるグリーン面は視界に入らないから厄介だ。ティーショットでは、右傾斜しているフェアウエーのため、やや左目狙いながら、セカンドショットで得意な番手距離を残こせるかがカギ。

写真②

 14番はパー6と言っていいほどの距離がある。ティーショットは打ち上げになっておりフェアウエー面は見えない。左の通称〝イカリ松〟を目印に思い切りたたこう。セカンドまでで距離を稼ぎ、可能な限り高番手アイアンでサードショットを打てるかに懸かっている。

「天然露天風呂を付帯した60人収容のロッジも併設していますので、他府県からのお客さまでもゴルフを十分に楽しめる環境も整っています。ぜひとも1度、足をお運びください」(同)とのことだ。

 関東からの場合、交通費負担も伴うが、それを差し引いても十分におつりがくるゴルフ場である。

 

別府ゴルフ倶楽部
■ 大分県杵築市山香町久木野毛1753-4
■ 36ホール/パー144/13797ヤード/丘陵コース
■ アクセス 大分自動車道速見ICから1分
■ プレー料金
 [平日]
 鶴見  7,800円~8,800円
 由布  4,800円~5,800円
 [休日]
 鶴見 11,000円~12,000円
 由布  7,000円~8,800円
 鶴見のみキャディ付プラス3,675円
※ゴルフ場HP 「PGM 別府ゴルフ倶楽部」で検索

 

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