文化・ライフ

写真③

 千葉県と言えば、国内有数のゴルフ場密集地帯。必然的に過当競争は熾烈を極め、激しい顧客争奪戦が展開されている。そんな厳しい状況下にありながら高い人気を維持しているのが、総武カントリークラブ 総武コースである。

 同倶楽部と言えば今年5月、「日本プロゴルフ選手権大会日清カップヌードル杯」の舞台となったが、過去にもサントリーオープンを筆頭に数多くのトーナメントが開催された関東屈指のチャンピオンコースとしても知られる。

 同倶楽部の開場は1964年5月。ゴルフ界に長い歴史を刻んできただけにコースは樹齢の長い木々で完全にセパレート、静寂の中でプレーに集中できる点は、名門だけが持つ〝風格〟と言っていいだろう。季節によって使い分けられるベント・高麗の2グリーン制は、どちらのグリーンを使用するかで攻略法が異なり、プレーヤーを飽きさせないのも魅力の1つだ。

 「チャンピオンコースだけに距離は長く、バンカーや池は巧妙に配置されています。攻めのゴルフでバーディを狙いに行くと難易度が高まります。しかし一方で、広くフラットなフェアウエーはアベレージゴルファーの方であっても圧迫感なくプレーをお楽しみいただけます」と同倶楽部の金瀬匡治支配人は人気の秘密を語る。

 そんな、あらゆるスタイルのゴルファーに対応したコースを設計したのは高根カントリークラブや万木城カントリークラブ等、名コースを数多く手掛けた名匠、富澤誠造氏。自然の地形を見事に生かした東・中・西からなる27ホールは、同氏の傑作との誉れ高い。

写真①

 さて名物ホールだが、本誌では東コース1番(写真①)506ヤード(バックティー)パー5、西コース9番(写真②)537ヤード(同)距離の長いパー5を挙げた。

「東コース1番のベントグリーンは右側に位置しており、どうしても最短距離のフェアウエーの右サイドを狙いたくなりますが、行き過ぎると木が障害になってグリーンを直接狙えません。トーナメントに出場したプロが口を揃えて言う〝印象に残るホール〟でもあります」(同)

 ベストルートはフェアウエーやや左、セカンドショットをレイオフし、サードショットでピンを狙うのが賢明だろう。

写真②

 西コース9番の魅力はティーショットで思い切り振りまわせることが個人的にはうれしい。グリーンは花道も広いので、比較的パーオンは容易。うまくいけばバーディも夢ではない。プロになった気分で臨める上がりホールは病み付きになりそうだ。

 また、同倶楽部では2011年にクラブハウス(写真③)も新しく建て替えられた。

「基本コンセプトは、ゴルフ場はコースが主役ですからクラブハウスは華美にならないように『邸宅』をイメージして新築しました」

 と金瀬支配人は語るが、実際に行ってみれば、和風モダンを意識した佇まいは名門コースに恥じない優雅さを併せ持っている。いつかは会員になりたいゴルフ場である。

 

クラブハウスのロビー

総武カントリークラブ 総武コース

■ 千葉県印西市草深302
■ 27ホール/パー108/10,441ヤード(ベン トグリーン)/林間コース
■ アクセス 東関東自動車道・四街道IC から15キロ
■ プレー料金 11月30日まで(キャディ付・歩行プレー・税込み)
 [平日] 17,800円
 [休日] 会員の紹介以外は不可
※ゴルフ場HP 「PGM 総武カントリークラブ 総武コース」で検索

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