文化・ライフ

写真①

 言うまでもなく日本のゴルフ界の隆盛を牽引してきたのは、富裕層であり接待需要だ。パブリックコースが主体の欧米とは異なり、国内ゴルフ場のほとんどで会員制が採用されているのはそんな背景からだ。それゆえ、コースメンテナンスはもちろんのこと、クラブハウス等施設面でも会員制に恥じない配慮は必須要件とも言える。

 今回、取り上げる兵庫県にある大宝塚ゴルフクラブのクラブハウス(写真①)は、そんな要件を兼ね備えた関西屈指の人気コースだ。英国のトラディションを受け継いだクラブハウス内には、上質のレストランやVIPをも納得させるコンペルームも完備されており、会員であることのステイタスを十分に満たす。

 しかし、人気を支えているのは、何も豪華な施設だけではない。アクセス性の良さに高い戦略性を併せ持ったコースであるからに他ならない。

 宝塚・西宮コース、芦屋・六甲コース(各18ホール)からなる全36ホールでは、広々としたフェアウエーに自然林や池が戦略的に配置されているのが特徴だ。

「宝塚・西宮コースは6771ヤードと長いほうではありませんが、ガードバンカーに囲まれたグリーンはアンジュレーションが強く攻略となると容易ではありません」と同ゴルフ倶楽部の福田朋久支配人は語る。

写真②

 それもそのはず、コース設計はボナリ高原ゴルフクラブの設計や枚方国際ゴルフ倶楽部の改修を手掛けたことで知られる名匠ロナルド・フリームによるもの。アゴの高いガードバンカーと面積が広い2/3段グリーンを攻略するには、ピンの切られている位置を正確に把握し、落とし所をポイントで狙える力量が要求される。

 さて名物ホールだが、本誌では宝塚コース6番(バックティー551ヤード)、距離のあるパー5(写真②)と西宮コース3番(バックティー236ヤード)、これも距離のあるパー3(写真③)を挙げたい。

 宝塚コース6番は、フェアウエー右サイドに大きな池が配置されていることからティーショットでは相当なプレッシャーがかかる。さらにグリーン手前にはアゴの高いバンカーが口を開け、ツーオンを困難にさせる。攻め方は、セカンドショットまでは、比較的フラットなフェアウエー狙いで距離を稼ぎ、サードショットでピンの切られた段に正確に落とすという正攻法がお奨め。

写真③

 また西宮コース3番は、コース全体が大きな樹木に囲まれており、四季折々の景観美を堪能できる人気ホールではあるが、グリーン右には、人がスッポリ埋まるほどの深いガードバンカーが配置されている。ここに捕まると大叩きする危険性があるので要注意。冒険せず、グリーン左目を狙うのが堅実な攻め方だ。

「コースレートは宝塚・西宮コースで73・0、芦屋・六甲コースで70・9となっています。アスリート志向の方は宝塚・西宮コースで、またエンジョイ派の方は芦屋・六甲コースというふうに自分のゴルフスタイルに合わせてコースを選べるのが当倶楽部の魅力です」(同)

 

大宝塚ゴルフクラブ

■ 兵庫県宝塚市切畑字長尾山19
■ 36ホール/パー154/13,342ヤード/丘陵コース
■ アクセス 中国自動車道・宝塚ICから20分
■ プレー料金 11月料金(キャディ付・税込み)
 [平日] 14,100円~15,100円
 [休日] 21,200円~23,700円
※ゴルフ場HP 「PGM 大宝塚ゴルフクラブ」で検索

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