スキル・ハウツー

昇進に必要な基本スキル①実績の積み重ねで視野を広げる

 

 入社当初はまず会社に慣れる事に尽力したり、仕事を速く覚えるために努力の日々が続きます。

 制度の整った会社では、社内研修などで仕事について教わったり、

 先輩社員に付いて仕事の進め方などを学んだりと、時間の経過と共に徐々に覚えていきます。

 徐々に仕事に慣れていくと、今度は仕事をやり易いようにやり方を改良してみたり、改善案を上司と相談する機会もあることでしょう。

 早く1人立ちをした人は、1人で仕事を回していく機会も増えていくのではないでしょうか。

 コツコツとまじめに積み重ねてきたそれまでの実績が認められていくと、今度は新しいビジネスに携われるチャンスも増え、実績が溜まっていきます。

 失敗や成功体験を重ねていき、ビジネスに対する自分の判断基準もどんどん蓄積されていきます。

 そして自分が携われる仕事の幅や視野も広がっていきます。

 仕事のコツを掴みコンスタントに実績を上げ続ける事が出来た場合は、

 同僚や会社より評価され、実績を認められる機会も訪れるのではないかと思います。

 

昇進に必要な基本スキル②コミュニケーション能力を磨く

 

コミュニケーション能力向上は新人のころから取り組む

 社内・社外でのコミュニケーションを円滑に取れるという事は意外と大切です。

 例えば同僚とのコミュニケーションを円滑に取ることによって、日々の業務も円滑に進められます。

 取引先と円滑なコミュニケーションを取ることも同様で、お互いの意思疎通が重要になります。

 例えば新人の頃は、先輩社員とのコミュニケーションが主になります。

 しだいに外部とのやり取りが増えると、自分で仕事を回すことが出来るようになっていきます。

 そして年月を重ね、昇進し、作業する側から指示する側の管理者という立場になった場合、部下・外部に指示する場面が多くなっていきます。

 関わる人が増えれば増えるほど、コミュニケーション能力はビジネスにおいては必須のスキルとなってくるのです。

 ですから、新人の頃からビジネスにおいてのコミュニケーション力を磨く準備をしておくことが大事なのです。

コミュニケーション能力を磨くポイント

 では、ビジネスにおいて人に物事を伝える場合、どのようにすれば伝わりやすいのでしょうか。

 仕事上の話を同僚・部下・上司に伝える時などは、相手に伝えたいことが伝わらなければ意味がありません。

 新人から脱却し、自分が管理者の立場となったり、部下・上司に説明しなければいけない場合、もしくは初めて会うビジネス上のパートナーに何らかの説明をする場合、気を付けるべきポイントを挙げます。

なるべく専門用語を使用しない

 業界内において専門用語は会話の時点において必須な場合があります。

 ですがビジネス上の相手が全て、専門用語を使用・理解している訳ではありません。

 自身が専門用語を使用し会話をすることで、仕事相手は意味が通らず困惑してしまうかもしれません。

 なるべく伝わりやすい言葉を使用しての会話を意識し、相手に伝える事を優先して考える必要があります。

 次に、言葉だけでは伝わりづらい場合は

図表などを使用してビジュアルで分かるようにする

 ビジネスにおいて自分が相手に状況を伝える際、

 言葉のみではイメージしづらい部分がある場合などに活用します。

 難解な説明を口頭で相手に伝えるより、図表などを用いて説明することで記憶に残ります。

 中にはまったく説明をせずに仕事を振る人もいるので、そのようなパターンは反面教師とし、誰でも解りやすく伝えられる、伝える力を磨いていきましょう。

外部セミナー・サークルに参加してコミュニケーション能力を磨く

 社外で開催されているサークルなどの会に参加してみるのも、コミュニケーション能力を磨く方法として良いでしょう。

 参加する目的が明確であるため、新しい発見や、必要な知識を吸収することが出来ます。

 仕事と直接かかわりのない分野でも構いません。

 例えば、読書が好きな人の場合は、読書会、サークル等のコミュニティなどに参加しても新たな発見ができるのではないでしょうか。

 好きなものが同じ人達で集まるサークルなどに参加し、コミュニケーションを取ることによって「こういう考え方もあったんだ!」と良い刺激を受けられることがあります

 会社の仕事と直接関係のあるセミ分野のナーに参加するのももちろんOKです。

 参加者が似たような目的で集まっているため、コミュニケーションが取りやすくなります。

 自分の勉強になるだけでなく、ビジネスに繋がる出会いを生む場合もあります。

 ただ、「人脈を作るぞ!」とばかり、あまり肩に力を入れる必要はありません。

 自分と波長の合いそうな人、話しやすい人と親密になるほうが、後になってビジネスに生きるというケースは多々あるので、気楽な気持ちで参加する方が良いでしょう。

 

資格取得で得たスキルは昇進に役立つのか?

 

資格取得で得られるのは「給与」よりも「自信」

 長年同じ業界に属していると、仕事をする上で「もっと知識を深められないだろうか?」「深める為にはどうしたら良いだろうか?」と考える事があります。

 在籍年数を重ねてくると、ある程度自分の弱点となる部分もわかってくるのではないでしょうか。

 その弱点の穴埋めをしたい、もしくは他のできる部分をもっと伸ばしたいと考えたことはないでしょうか。

 そこで勉強の手段の1つとして、資格の取得があります。

 ただ、資格を取った場合に評価される精度を敷いている会社も世の中に存在するとはいえ、大半は給与に反映されることはありません。

 でも、ビジネスの視野を広げるきっかけにはなります。

 今の自分でも「できる」事を増やし、自信をつけるという意味では、資格取得は大いにアリです。

 「できる」事を武器に、「それじゃあやってみる?」といったチャンスがあれば掴み取って実績とする姿勢が、ビジネスの幅を広げていく上では大切です。

資格の勉強をする前に決めておきたいこと

 資格を取得しようと思い立ったら、まず「どのような資格があるのか」をパンフレットやWEBなどを見て比較検討します。

 調べてみれば解りますが、資格にはたくさんの種類があります。

 業界を絞ったとしても、沢山の種類を発見して、どれを勉強したら良いのか迷うことも多いのではないでしょうか。

 資格の勉強で迷わないために、「何を取得したらどうなれる可能性があるのか」、「どう成長していきたいのか」という目的を決めておく事をおすすめします。

 現在の仕事に役立つ資格の勉強をして、一定のスキルを伸ばしたり、認識を深めるのか、現在の仕事以外に、仕事の幅を増やすために他のジャンルを勉強するのか。

 そもそも資格の取得は必要ないと言う人も大勢居ます。

 資格の取得にお金を使う必要はなく、業務で覚えて行けば良いという考え方です。

 確かに、私たちはお金を稼ぐために仕事に就いている訳であり、仕事のためにお金をかけて資格を取得するのは果たして正しいのか、という考えにも一理あります。

 また、昇進などに必要な資格については、会社により異なります。

 資格の取得が評価のポイントとなる会社もあるので、良く分からない場合は、会社の規定などを確認してみましょう。

 セミナー代、書籍代の支給(上限の決まりある場合あり)をしてくれる会社も存在するので、上手に活用していくと良いでしょう。

 

 

関連記事

好評連載

ビジネストレンド新着記事

注目企業

一覧へ

上場して分かったTOKYO PRO Marketのメリット―前田浩・ニッソウ社長に聞く

多くの経営者が目標とする株式上場。しかし、上場に掛かるコストや時間、その他諸々の条件を考慮して、「上場は到底無理」と諦めてしまうケースも少なくない。そんな経営者にとって有力な選択肢となるのが東京証券取引所の運営する第五の市場TOKYO PRO Marketへの上場だ。2018年に同市場に上場を果たした、株式会…

前田浩氏

未来のモビリティ社会実現に向け日本と欧州の懸け橋に―シェフラージャパン

日本一歴史の長い女性用化粧品会社が挑む「革新と独創」―伊勢半

新社長登場

一覧へ

地域に根差した証券会社が迎えた創業100周年―藍澤卓弥(アイザワ証券社長)

中堅証券会社のアイザワ証券は今年7月、創業100周年を迎えた。この記念すべき年に父からバトンを受け継ぎ新社長となったのが、創業者のひ孫にあたる藍澤卓弥氏。地域密着を旗印に掲げてここまで成長してきたアイザワ証券だが、変化の激しい時代に、藍澤社長は何を引き継ぎ、何を変えていくのか。聞き手=関 慎夫 Photo:西…

メディカル事業を横串にすることでシナジーを発揮し、顧客満足度向上へ 伏見有貴(リゾートトラスト社長)

新事業の芽を伸ばすことでさらに大きな個性的な会社を目指す――日髙祥博(ヤマハ発動機社長)

イノベーターズ

一覧へ

チェ・ゲバラに憧れた10代起業家が目指す「働き方革命」― 谷口怜央・Wakrak(ワクラク)社長

高校中退、ITスキルなしの17歳の青年が立ち上げた会社が、わずか2年で利用企業約500社、ユーザー約6万人のアプリを運営するまでに成長している。「世の中を変えたい」という思いを原動力に突っ走る谷口怜央・Wakrak(ワクラク)社長に話を聞いた。(取材・文=吉田浩)谷口怜央氏プロフィール…

Wakrak(ワクラク)社長 谷口怜央氏

ペット仏具の先駆企業が「ペットロスカフェ」で目指す癒しの空間づくり

元引きこもり青年が「cluster」で創造する新たなVRビジネスとエンターテインメント(加藤直人・クラスターCEO)

大学の挑戦

一覧へ

専門分野に特化した“差別化戦略”で新設大学ながら知名度・ブランド力向上を実現――了徳寺大学・了徳寺健二理事長・学長

2000年設立で、了徳寺大学が母体のグループ法人。医療法人社団了徳寺会をグループ内に持つ。大学名の「了」は悟る、了解する、「徳」は精神の修養により、その身に得た優れた品性、人格を指す。「了徳寺」は人間としての品性、道を論す館の意味を込めた大学名だ。 聞き手=本誌/榎本正義 、写真/佐々木 伸教育部…

大学の挑戦

創立100周年、西南学院大学・K.J.シャフナー学長「世界に貢献しインパクトを与える人材を育てる」〜国際交流・就職支援・インターネット出願〜 

「“STAND BY YOU”のスローガンの下、学生一人ひとりに寄り添う教育を」――中央学院大学・佐藤英明学長

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2019年7月号
[特集] 素材の底力〜世界をリードする素材産業〜
  • ・素材のイノベーションが日本経済をリードする
  • ・化学工場 企業ごとの特色も鮮明に存在感増す化学素材
  • ・電気自動車普及が始まる車載バッテリーの覇権戦争
  • ・炭素繊維 市場を開拓してきた日本が技術的優位を保ち続ける法
  • ・「鉄は国家なり」の時代を経て問われる「日の丸製鉄」の競争力
  • ・経産省 日本の素材産業が世界をリードするための3つの課題
  • ・就職人気は下位に低迷でも焦らない素材メーカー
[Special Interview]

 日覺昭廣(東レ社長)

 「長期的視点で開発するのが素材企業のDNA」

[NEWS REPORT]

◆営業利益率10%突破 ソニーならではの「儲けの構造」

◆日本初の民間ロケットが宇宙空間に到達

◆携帯参入まであと4カ月 国内4番手「楽天」の勝算

◆日産・ルノーが直面する「経営統合問題」長期化の落とし穴

[Interview]

 「君は生き延びることができるか」──ガンダム世代が歩んだ40年

 常見陽平(評論家・労働社会学者)

ページ上部へ戻る