文化・ライフ

〝碁縁〟を頂いた皆様へ

 春。新入生や、新社会人の新しい出発を応援したくなる季節。春生まれの私にとっても、新しい年の始まりです。

 始まりがあれば終わりがある人生。当然のことですが、若い頃は実感できなかった思いが年を重ねるたび、ひしひしと胸に迫ってきます。だからこそ、生きている過程を大切にしていきたいと、なおのこと感じるこの頃です。

 最近読んだ著書の中で、渡辺和子さん(ノートルダム清心学園理事長)が書いていらした「一回一回が仕始めで仕納め」、「同じことは二度とない、だから今という時を大切にする」などの言葉も大好きです。

 『経済界』の誌面もこの春よりリニューアルなさいます。囲碁で言えば、新たな局面への変化ですね。楽しみです。ますますのご発展を願っています。

 経済界さまには、たくさんの〝碁縁〟を頂きました。表紙を飾らしていただいたり、故・佐藤正忠さまのラジオ対談に出演させていただいたのもすてきな思い出です。

 また、連載として指導碁から始まり、このエッセーに。指導碁ではお忙しい中、多くの方々にご登場いただき、心より感謝しています。特別編として沖縄や秋田県など地方にも伺いました。どこに行っても温かく迎えてくださったこと、うれしく忘れられません。

 エッセーでは、囲碁ファンには囲碁界の情報や楽しい内輪話もお伝えしたいなと、私なりに題材を選びました。碁をご存じない方には、この機会に親しみを持っていただけるような見出しを考えるのも楽しい作業でした。

 私は囲碁を覚えたお陰で、若い頃から多くの方々に良い時間を頂いたり、学んだことばかりです。少しでも、その恩返しをしていきたいなと、いつも思っています。  たくさんの思い出は心の宝物です。〝碁縁〟を頂きました多くの皆さま、応援してくださった方々に心より感謝申しあげます。そしてこれからも囲碁をお楽しみくださいますよう……。

 長い間本当にありがとうございました。

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