文化・ライフ

 札幌駅から函館本線に乗って1時間半、小樽を越えた場所に余市町がある。余市と言えば、ニッカウヰスキーの創業の地として有名だが、昔からニシン漁や果樹栽培が盛んで、今もホタテやサケ、果物であればリンゴの栽培が盛んな土地だ。

 その余市で、今注目されているのがワインづくり。

 ブドウの生産量は、道内一を誇り、2011年には国から道内初の「ワイン特区」に認定された。

 一方、ゲストのベリッシモ・フランチェスコさんは、イタリア・ローマの出身で、現在、料理研究家としてテレビでも活躍している。

 まず、番組が訪れたのは、1972年からワインづくりを行う老舗「余市ワイン」。

 気候がドイツに似ている余市でドイツ系のブドウ、アルモノワールをつくり、木樽で熟成させる。そこで人気の「樽熟ツヴァイゲルトレーベ」を試飲したMCの鷲尾春果さんとベリッシモさん。ベリッシモさんは、「おいしい! 正直、欧州では日本がワインをつくっていること自体知られていないのに、さっぱりして和食に合う」と述べた。さらに「漬物にも合うかも、いぶりがっこと飲みたいね」

 次に番組は2つのワイナリーへ。その1つ、曽我貴彦さんが経営するのがドメーヌタカヒコ。栽培が難しい品種ピノノワールを自ら育て、ひとりでつくるワイン「ヨイチノボリ」は、その味と生産量が少ないこともあって人気で、入手困難だという。

 昔ながらの製法にこだわる曽我さんは、自分の個性を出したいと、山梨から移住し理想のワインづくりに燃えている。

 もう1つが、新潟で人気の「カーブドッチ」を経営していたワイン業界の異端児、落希一郎さん。彼がまた始めようとしているのが「Occi Gabi(オチ・ガビ)」。余市を拠点にワインづくりを始める。彼らの挑戦に密着する。

 ゲストのベリッシモさんは、余市でワインの街づくりが進む現状を見ながら、小学生の時にクラスの授業でワインづくりを行った経験を引合いにだし、「イタリアでは、ワインが生活に根付いています。余市のワインはヨーロッパに比べれば、まだまだ生まれたばかり。ワインの生産はもちろん、もっと町全体にワインの文化を定着させるべきですね」とアドバイス。さらに、「作り手のこだわりにストーリーがあるので、そこに注目してほしい」と言う。 「特にひとりでワインづくりを行う曽我さんには、非常に共感できますね」と次のワインを楽しみにしている。

 最後に、女性とのデートで、どのようなワインを飲むべきか尋ねると、「まずは勉強。いろいろと試して、飲み比べていくと味の違いが分かって楽しい。そして、1杯目にいいワイン。そして、酔ってきたら安いワインにしてください。だって、酔っ払っちゃえば、分かんないから……」と笑った。

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