文化・ライフ

写真①

 ゴルフシーズン真っ盛りの今、この瞬間を待ちに待ったゴルファーは、さぞゴルフライフを満喫していることだろう。しかし、この快適なゴルフシーズンもわずか数カ月後には一転、厳しい寒さが到来、再びゴルフ場から足が遠のいてしまう事態も招きかねない。

 そこで今回は年間を通じて快適なゴルフライフが楽しめる九州・佐賀県の若木ゴルフ倶楽部を取り上げてみた。佐賀県はゴルフ場激戦地の福岡県と隣接しているため、集客という点では不利な立場にあることからゴルフ場は全体的に苦戦している。しかし、この若木ゴルフ倶楽部は、2010年にゴルフ場予約サイトGORAで佐賀県の人気ナンバーワンコースに選ばれるなど、年間4万人以上の来場者を誇る人気優良コースとして知られる。

 人気の秘密は、地域の自然、伝統、文化を生かした景観美と戦略性を兼ね備えたコースレイアウトにある。各ホールには、「伊万里」、「唐津」など九州を代表する焼き物、「ライオンの口」「ひげの人」といった名称が付けられている。ゴルファーはプレーしてみて初めて、その名称の意味を知ることになる点が面白い。

写真②

「戦略性はもとより、景観美には絶対的な自信を持っています。クラブハウス(写真①)に入ると前面には美しい景観が目に入ります。ご来場いただくお客さまの中には、フロントでの受付を済ます前に、まずコースを見に行ってしまう方も少なくありません」(山本晃充支配人)

 それを可能にしたのは奇才デズモンド・ミュアヘッドの設計である。同氏のゴルフ場設計コンセプトは「自然との融和」。日差しの加減はもちろん、四季折々でゴルファーは全く違った印象を抱くことになる。

 そんな同コースの名物ホールは10番(写真②)538ヤード(バックティー)のロングと8番(写真③)149ヤード(同)、および17番(写真④)146ヤード(同)の両ショートだ。

写真③

 「校長先生の鼻」と呼ばれる10番ホールはフェアウエーセンター、ティーショット落下地点に鼻を形どったバンカーとアゴの高いマウンドが配置されており、さながら名門セント・アンドリュースの16番を彷彿させる。ここに捕まるとフェアウエーに出すのさえ厄介なことになる。飛距離に自信がある人は〝鼻越え〟を狙うのがベストルートだが、堅実にいきたいのであれば〝鼻〟を避けフェアウエー両サイドを狙うのが賢明だ。

 

写真④

 8番は「ライオンの口」。グリーン手前に大きく口を開けたアゴの高いバンカーに捕まるとパーセーブは絶望的。比較的距離が短いので、風を計算し、ショートアイアンでいかに上から落とせるかがカギとなる。

 17番「しいの木」も同様。グリーンは、手前にバンカー、左右は池に囲まれており、パーセーブするにはワンオンが大前提となる。

「当倶楽部は1度目のご来場でチャレンジ、2度目のご来場以降はコースマネジメントというプレースタイルがお勧めです」(同)

 デズモンド・ミュアヘッドの設計コンセプトを堪能したいというゴルファーは1度足を運んでみるべき価値はある。

 

若木ゴルフ倶楽部

■ 佐賀県武雄市若木町大字本部1939-1
■ 18ホール/パー72/6837ヤード/丘陵コース
■ アクセス 長崎自動車道・武雄北方15分
■ プレー料金(11月キャディ付プレー代)
 [ 平日]  9,500円~10,500円
 [休日] 16,000円~17,800円
※ゴルフ場HP 「PGM 若木ゴルフ倶楽部」で検索

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