文化・ライフ

女流棋界にまた新たなスターが誕生しました。香川愛生さん。霧島酒造杯女流王将戦(主催・株式会社囲碁・将棋チャンネル)で、あの里見香奈四冠を破って初のタイトルを獲得しました。

 香川さんはまだ20歳の現役大学生。関西の大学を受験し、関東から移籍して棋戦に参加しています。里見さんも出身地の出雲市から大阪へ引っ越し、関西所属棋士として修業しているということで、一緒に研鑽を積んで環境が変わったことも大きな要因だったのかもしれません。持ち前の明るさで人気も高く、お祝いメッセージが多く寄せられていました。

 ほかにもうれしいニュースがいろいろあります。甲斐智美女流王位が何と、A級棋士の深浦康市九段に勝って王位戦で3回戦に進んだのです! 深浦九段と言えばタイトル経験もあり、棋戦優勝8回というトップクラスの実力者。その彼を負かすというのは本当に大きな話題です。内容もねじり合いの難しい将棋を勝ち切り、堂々とした指し回しでした。

 そして、LPSA所属の渡部愛さんが女流王位戦でリーグ入りを果たし、仮入会だった3級から2級に昇級しました。これも当協会としてはうれしいニュースです。北海道から上京して研究会などで揉まれて実力が付いてきたのだと思います。彼女にも早くタイトル戦に出場できるよう頑張ってもらいたいですね。

 女流棋界も現在タイトル戦が続いています。リコー杯女流王座戦では、加藤桃子女流王座に里見香奈三冠が挑戦。2人とも現役の奨励会員ということでライバル意識も強く、お互いに負けられない戦いでしょう。勝負の行方が楽しみです。

 また、倉敷藤花戦では里見香奈倉敷藤花に甲斐智美女流王位が挑戦しています。夏に里見さんからタイトルを奪取して勢いに乗っていますので、二冠に向けて闘志を燃やしていることでしょう。

 一方、里見さんにすれば勢力図が一気に変わってしまう可能性があるので、ここが正念場。若手も台頭してきており、ますます競争が激しくなってきました。

 いずれにしても里見三冠を中心に女流棋界が大きく変わっていくことでしょう。今後が楽しみです。

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