文化・ライフ

 10月13日の日曜日、神奈川県平塚市で今年も「湘南ひらつか囲碁まつり」が開催されます。そのメーンイベントとして、プロ棋士約80人が集結し、囲碁ファンへの1千面打ち指導囲碁大会を行います。18年目を迎えるこの催し、「囲碁のまち・ひらつか」が市をあげて応援してくださっています。

 平塚市は、師の故・木谷實九段が桃浜町のご自宅で道場を開き、多くの棋士を育てた地。その功績を讃え、囲碁文化の普及、振興とまちの活性化を共存させるべくさまざまな試みをしてくださっています。

 例えば、2005年からは平塚市民センター内に「木谷實・星のプラザ」が常設されています。木谷道場の足跡やその折々のエピソード、囲碁文化の歴史など紹介が展示され、囲碁に興味がおありになる方、きっと面白いこと間違いなしです。ぜひ平塚市に行かれた折は、お立ち寄り下さいませ。

 木谷先生ご夫妻は実子7人のほかに約80人の弟子をお世話くださいました。戦前より弟子を預かり、戦後の食糧難の時代を切り抜けられたおふたり。人さまから預かった子どもを、けがや病気をさせず、ましてプロ棋士にさせるという目標があるのですから育てるのに、どれだけの心配をなさったことでしょう。奥さま(私たちはお母さまとお呼びしていました)が晩年、

「一番苦労したのは、子どもたちがけがをしないように心掛けたことだけよ。あとは楽しいことばかりだったわ」とおっしゃっていました。この言葉にお母さまの芯の強さ、明るさを感じ今でも胸に残っています。

 話がそれました。1千面打ちですが、毎年天候に恵まれるのは、いらしてくださる皆さまのお陰(念力)かしら。この日本最大級の囲碁まつりは、ほかにもトッププロによる囲碁教室・囲碁入門教室・サイン会、プロ棋士と囲碁ファンの交流会なども開催されます。囲碁ファンはもとより、一般の方も楽しめるイベント満載です。

 問い合わせ先/平塚市まちづくり財団 囲碁まつり係 (電話)0463-32-2237

 
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