政治・経済

 日本維新の会が発足して7カ月余りになる。

 この間、都議会選挙、参議院選挙があった。小生も連日、都内を飛びまわり、全国を駆けめぐった。本年の夏は文字通りの酷暑で、上着とネクタイ着用の行動は大変だった。新潟の応援の折、ゲリラ豪雨に遭遇し、生涯で1千回以上、街頭演説をしている小生にとって初めての経験だった。篠突く雨とはこのことで、集まってくれた聴衆に申し訳ない気持ちでいっぱいだった。

 都議選では34人立候補して当選2人、橋下共同代表の慰安婦の発言が微妙にひびき、負けであった。参議院選挙は8人の当選を獲得し、それまでの3議席が9議席と3倍になったので一応の勝利と言えると思う。

 マスコミはこぞって「日本維新の会、失速、東西の対立が激化」と囃し立てたが、現状は党勢劣化では決してないと確信している。先の通常国会の折、日本維新の会に憲法調査会を結成、多くの議員の参画を得て侃々諤々と議論をして中間発表をマスコミを集めて発表した。マスコミは内輪揉めならすぐに記事にするが、日本維新の会の憲法の中間報告に関しては1行も書かなかった。現憲法は1章から10章まであり、それに前文と非常事態を加えて、14回にわたって、遂章的に議論をして、まとめたのであった。

 参加の国会議員も熱心で毎回20人を超える議員が出席をし、学者にも法制局にも出席してもらい、しっかりとまとまったものにした。いずれ、さらに議論を進め、前文を含めて国民の皆さまの期待に十分応える憲法案を世に出したいと思っている。

 先の国政選挙で自民党が圧勝し、野党の存在価値が無いようにマスコミは喧伝しているけれど、日本維新の会は衆参合わせて62議席、決して小さい政党ではない。自民党は変わったという錯覚があるが、33年代議士をして、25年自民党の代議士であった小生、自民党はまるで変わっていないと思っている。安倍―福田―麻生と続いた自民党政権は、党首の支持率が10%を切り、党の支持率も20%を切り込む状況であった。

 国民有権者の大半は、1回くらい良いではないかと民主党政権を誕生させた。3年3カ月、民主党は滅茶苦茶な政治をしてさらに日本を駄目にしてしまった。そして自民党が再び出て来たのであった。

 現在の選挙制度では、支持率47%で議席の7割以上を占め、無効票が5割を超える。自民党は国民の嫌悪した派閥政治に回帰しつつあり、消費税、原発、TPP、集団的自衛権等々、問題が山積している。

 私はこの日本の政治を立て直さなければと痛感している。それには政界再編がぜひとも必要である。62人の日本維新の会が中心になって、幅広く連合を進め、保守基調の正しい政治を打ち立てなければならないと思っている。政治の状況を見ると、今回が1つのチャンスであると感じており、目下、いろいろと着手している。臨時国会が開催されたら同志と力を合わせ、日本のための政界再編に一生懸命努力していく決意である。

 皆さま方のご叱正を請う次第である。

関連記事

好評連載

深読み経済ニュース

一覧へ

[連載] 深読み経済ニュース解説

2015年の経済見通し

[連載] 深読み経済ニュース解説

再デフレ化に突入し始めた日本経済

[連載] 深読み経済ニュース解説

消費税率引き上げ見送りの評価と影響

[連載] 深読み経済ニュース解説

安倍政権が解散総選挙を急ぐ理由

実録! 関西の勇士たち

一覧へ

ワンマンシリーズ(7)稀有のバンカー、大和銀行・寺尾威夫〈1〉

[連載] 実録! 関西の勇士たち(第20回)

実録! 関西の勇士たち

[連載] 実録! 関西の勇士たち(第19回)

ワンマンシリーズ(6)三和の法皇・渡辺忠雄〈3〉

[連載] 実録! 関西の勇士たち(第18回)

ワンマンシリーズ(5) 三和の法皇・渡辺忠雄〈2〉

[連載] 実録! 関西の勇士たち(第17回)

ワンマンシリーズ(4) 三和銀行の法皇・渡辺忠雄〈1〉

[連載] 実録! 関西の勇士たち(第16回)

ワンマンシリーズ(3)住友銀行に残る堀田の魂魄

ビジネストレンド新着記事

注目企業

一覧へ

次世代の医療現場を支える病院経営の効率化を推進――保木潤一(ホギメディカル社長)

1964年にメッキンバッグを販売して以来、医療用不織布などの、医療現場の安全性を向上する製品の普及を担ってきた。国は医療費を抑える診断群分類別包括評価(DPC制度)の導入や、効率的な医療を行うため病院のさらなる機能分化を実施する方針を掲げており、病院経営も難しい時代に入っている。ホギメディカルは手術室の改善か…

刺激を浴びて徹底的に考え抜くことで自らを変革する―― 鎌田英治 グロービス 知命社中代表

ワンストップで手厚くサイトの売却をサポートするサイトマ――中島優太(エベレディア社長)

新社長登場

一覧へ

地域に根差した証券会社が迎えた創業100周年―藍澤卓弥(アイザワ証券社長)

中堅証券会社のアイザワ証券は今年7月、創業100周年を迎えた。この記念すべき年に父からバトンを受け継ぎ新社長となったのが、創業者のひ孫にあたる藍澤卓弥氏。地域密着を旗印に掲げてここまで成長してきたアイザワ証券だが、変化の激しい時代に、藍澤社長は何を引き継ぎ、何を変えていくのか。聞き手=関 慎夫 Photo:西…

メディカル事業を横串にすることでシナジーを発揮し、顧客満足度向上へ 伏見有貴(リゾートトラスト社長)

新事業の芽を伸ばすことでさらに大きな個性的な会社を目指す――日髙祥博(ヤマハ発動機社長)

イノベーターズ

一覧へ

日本人の英語学習の課題解決に向け、学習者目線のアプリを開発―― 山口隼也(ポリグロッツ社長)

グローバル化が進む中、多くのビジネスパーソンにとって英語力の向上は大きな関心事の1つ。日本人が相変わらず英語を苦手とする理由と解決策について、英語学習アプリで展開するポリグロッツの山口隼也社長を取材すると共に、同社が提供するサービスについても聞いた。(取材・文=吉田浩)日本でますます高まる英語学習熱  201…

老舗コニャックメゾンがブランド強化で日本市場を深耕――Remy Cointreau Japan代表取締役 宮﨑俊治

リグナ社長 小澤良介 家具のEC販売から様々な展開へ

大学の挑戦

一覧へ

専門分野に特化した“差別化戦略”で新設大学ながら知名度・ブランド力向上を実現――了徳寺大学・了徳寺健二理事長・学長

2000年設立で、了徳寺大学が母体のグループ法人。医療法人社団了徳寺会をグループ内に持つ。大学名の「了」は悟る、了解する、「徳」は精神の修養により、その身に得た優れた品性、人格を指す。「了徳寺」は人間としての品性、道を論す館の意味を込めた大学名だ。 聞き手=本誌/榎本正義 、写真/佐々木 伸教育部…

大学の挑戦

創立100周年、西南学院大学・K.J.シャフナー学長「世界に貢献しインパクトを与える人材を育てる」〜国際交流・就職支援・インターネット出願〜 

「“STAND BY YOU”のスローガンの下、学生一人ひとりに寄り添う教育を」――中央学院大学・佐藤英明学長

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2018年12月号
[特集]
平成 ランキングで振り返る“時代”の経営者

  • ・バブル破裂で顔ぶれ一新 平成人気経営者の系譜
  • ・次の時代を創るリーダーとは?

[Special Interview]

 榊原定征(2025日本万国博覧会誘致委員会会長)

 「誘致決定まで1カ月 大阪万博を日本経済の起爆剤に」

[NEWS REPORT]

◆コンビニ軽減税率適用で激化する「外食VS中食」の戦い

◆「液晶のシャープ」が有機ELスマホを発売 初の国産パネルで攻勢をかける

◆「世界一高い」と認定された日本の携帯料金のこれから

◆チャネル政策を見直すトヨタ自動車の危機感

[特集2]

 北海道・新時代の幕開け

ページ上部へ戻る