政治・経済

JR東海の考えるリニア中央新幹線の意義

 中央新幹線建設の最大の目的は、国鉄改革により発足した当社の使命である東京・名古屋・大阪間の高速鉄道輸送を永続的に維持し、発展させることです。

 現在、この役割を担う東海道新幹線はまもなく開業50年を迎えようとしており、将来の経年劣化や大規模災害に対する抜本的な備えとして、中央新幹線を早期に実現させることにより、東京・名古屋・大阪を結ぶ日本の大動脈輸送を二重系化することは極めて重要であると考えています。

 この中央新幹線を超電導リニアにより実現することで、東京〜名古屋を40分、東京〜大阪を67分で結ぶことができます。この圧倒的な時間短縮効果により、三大都市圏は人口約6千万人の1つの巨大な都市圏のようになり、人々の活動範囲が広がり、ビジネスの進め方や余暇の過ごし方などライフスタイルが大きく変化し、さまざまな可能性が広がるのではないかと考えています。

 また、中央新幹線開業後の東海道新幹線については、東京・名古屋・大阪の直行輸送が相当程度中央新幹線に移り、現在の輸送力に余裕ができることを活用し、「ひかり」「こだま」を増やすなど、現在とは異なる新しい可能性を追求する余地が拡大します。

 具体的なダイヤは、開業時期の経済情勢や他の輸送機関の動向等を踏まえて、開業が近づいた時点で決定します。

リニア中央新幹線がつなぐ、名古屋駅新ビル(JRゲートタワー)

 名古屋駅に建設中のJRゲートタワーは、将来、ビルの地下空間の一部を中央新幹線の駅として利用することもあり、各地域からの幅広いお客様をお迎えする玄関口の機能を持ちます。既存のJRセントラルタワーズと一体で利便性の高い魅力ある都市空間を創造し、名古屋駅周辺地区にさらなる賑わいを創出するとともに、オフィス集積地にふさわしい都市機能を補強し、多様なワーキングスタイルに対応する計画です。

 また、自然エネルギーの活用等により、環境への負荷低減に配慮したゆとりある都市空間を形成します。

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