文化・ライフ

経営者には「経営者らしい」ゴルフがある。ひと言で言えば、スイングの美しさだ。それは、エグゼグティブが身にまとう時計や車などと似ている。評価にも直結する。では美しいスイングとは何か。どうすれば実現できるのか。本連載で伝えていこう。

美しいスイングは「設計図」で完成する

 今号からゴルフレッスンの連載をさせていただくことになりました、日本ゴルフスイング研究所の吉田洋一郎です。

 本連載の狙いは、キャリアが長くレッスンにも通っているが、一向に上達しないと悩まれているゴルファー(特に経営者の方々)の原因を抽出し、その克服法を解説することで、さらに充実したゴルフライフを楽しんでいただきたのが1つ。

 また、「ゴルフは難しい」と敬遠しておられる読者には、この連載を通じてゴルフ本来の面白さや奥の深さを知っていただき、1人でも多くのゴルファーを誕生させたいという、強い思いもあります。

 私のスイング理論の土台は、4大メジャータイトル18勝に貢献した世界№1のゴルフコーチ、デビッド・レッドベター氏の提唱する理論に沿ったものですが、同時に、最新のゴルフフィットネスも取り入れ、「心・技・体」トータルバランスのとれたパーフェクトスイングに導いていきます。

 私が開発した、この「パーフェクト・スイング・メソッド」は、これまでシングルゴルファーはもちろん、競技で活躍するアマチュアを多く輩出してきました。

 これは、今までの日本のレッスンにない世界標準のレッスンメソッド実現の結果でもあると自負しています。

 レッスンにおいて、私が重要視しているのは〝美しいスイング〟。特に経営者の方にとっての美しいスイングとは、時計や車と同様、あなたの評価基準です。残念なスイングでは、たとえ良いスコアであっても洗練されたイメージを残すことはできないのです。

 では、その実現には何が必要か。それは“設計図”です。家を建てるのと同じように設計図がなければ、美しいスイングは決して完成しません。

 すべてのレッスンプロが悪いとは言いませんが、一般的なコーチングは、とりあえず球を打たせて、悪い部分をその都度、矯正するパターン。しかし、これでは、その時々でポイントが違ってくるために、1つが直れば、1つが悪くなるといった具合に、結局のところ、「美しいスイングに到達できない」という、最大の欠点を有しています。

 しかし、私のレッスンでは、通常1年間という期間の中で、“設計図”を作り、ステップアップさせながらパーフェクトスイングに導くことで、「飛ばし」や「スコアアップ」も可能にします。

 多くのレッスンプロは、そもそも、この“設計図”の必要性を認識しないまま、教える側に立ってしまったのです。

 これまでレッスンを受けてきたにもかかわらず、あまりスコアが伸びない人は、言うなれば教わるレッスンプロに恵まれなかったのです。

 「腑に落ちる」メソッドがカギ

  現在、私のレッスン受講生は経営者層が中心となっていますが、彼らに共通するのは、いくらスイングの形だけを教えたところで、〝理論的に納得しなければ〟実践しない、ことにあります。

 巷にはスイング理論が氾濫しています。もちろんすべてを否定するわけではありませんが、重要なのは個々人の体型や癖などをトータルで勘案し設計図を描くことなのです。その設計図に従いレッスンを行いながら、同時に受講者が“腑に落ちる”スイング理論を伝授することで、ある意味で、受講者とも、WINWINの関係も構築できるのです。

 正しいスイング理論の普及でゴルフの底辺拡大を

  ゴルフがうまくなりたいという経営者はストイックな方が多い。そういう意味では、レッスンの効率性も重視されます。短時間で結果を出せるのが「パーフェクト・スイング・メソッド」の強みとも言えるでしょう。

 ゴルフを始めたのはいいが、一向に上達しないということから、休止してしまうという人は想像以上に多いものです。ゴルフは、用具代等、他のスポーツに比べ初期負担が掛かります。用具を揃えゴルフを始めたにもかかわらず、休止してしまうのは非常にもったいないと思います。

 国内のゴルフ人口は、減少の一途をたどっています。業界を上げて底辺の拡大を声高に叫んではいますが、実際には思いのほか増えていない現実があります。これはひとえに“ゴルフは難しい”という言葉に集約されるように、レッスン制度、あるいは方法論に問題があると言わざるを得ません。正しいスイング理論さえ身に付ければ、否が応でも上達するということを知っていただくことこそが、ゴルフ人口の底辺拡大に寄与すると私は考えます。

 米国在住の日米のレッスン界を知る日系2世のプロから「日本のゴルフレッスンは15年遅れている」と言われたことがあります。世界の一流コーチや選手から最新の情報を得るために、毎年、米国に渡りメソッドを進化させてきた私であっても、当時は、その意見に同意せざるを得ませんでした。

 しかし、日本ゴルフスイング研究所を開設した現在に至っては、「15年遅れている」という言葉は自信を持って否定できます。今連載を通じ、皆さまのゴルフ上達のお役に立てば幸いと存じます。

 

CEOゴルフのポイント
□ スイングの美しさは時計や車など身にまとうものと同じ。強く印象に残る。
□ 美しく、飛距離を伸ばすスイング実現には設計図が必要

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