文化・ライフ

 前号に引き続き、同い年の友人、野田聖子さんをお招きし、お話を伺います。前編では国会議員になるまでの意外な経緯や、不妊治療を通した思いをお聞きしました。今回は、やんちゃ盛りの3歳児を抱える母として奮闘中の聖子さんに、息子さんと過ごすことで見えてきた日本の課題や、ストレス解消法の「変化」について語っていただきました。

 子育てして気付いた支援策の違和感

野田聖子(のだ・せいこ)──自由民主党総務会長・衆議院議員 1960年福岡県生まれ。上智大学外国学部比較文化学科を卒業し、帝国ホテルに入社。87年岐阜県議会議員選挙に当選。93年衆議院議員総選挙で初当選。98年郵政大臣、2008年内閣府特命担当大臣を経て、現在7期目。

野田聖子(のだ・せいこ)──自由民主党総務会長・衆議院議員
1960年福岡県生まれ。上智大学外国学部比較文化学科を卒業し、帝国ホテルに入社。87年岐阜県議会議員選挙に当選。93年衆議院議員総選挙で初当選。98年郵政大臣、2008年内閣府特命担当大臣を経て、現在7期目。

野田 私は国会議員として長い間、人口減少という問題に取り組んできました。しかし、この政策に誰も本気で着手せず、もはや手遅れ状態。100年後には日本の人口が今の半分になるという統計もあります。時代に合わせ経済の仕組みを作るべきですが、工程表ができていません。目先の経済指標よりも息子たちの将来が気になります。

佐藤 今の子どもたちが大人になる頃はこの国がどうなっているのでしょうね。

野田 母という視点があるからこそ日本の将来を考えられ、人口減少という問題にも腰を据えて取り組めるのだと思います。

 労働力確保のため、女性の利活用や子育て支援に取り組む機運はありますが、政府は抜本的な手を打てていません。企業は積極的に女性の雇用を考えていただきたいものです。

佐藤 子育て支援として社内に保育施設を用意する企業も増えていますが、そもそも通勤ラッシュ時に子どもを連れて電車に乗ることは難しいです。

野田 そうなんですよ。子育て支援は局地的で連動性がなく、機能していないことがあります。例えば交通機関にベビーカー専用車両があれば企業内保育所も利用しやすくなるのではないかと思います。

佐藤 駅に保育所があると便利ですよね。

野田 病児保育がほとんど実施されていないことにも違和感を覚えます。子育てして分かりましたが、子どもに病気はつきもの。そのつど親が会社を早退しては仕事になりません。病児保育は当たり前。そういうことも対策するべきですね。

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