政治・経済

エネルギー・ロボット事業に「高い関心」

―― これまでも貴社は新しいビジネスを手掛けてきました。

澤田 本当にいろいろな事業をやってきたと思いますね。自分で立ち上げたのは、エイチ・アイ・エスや海外でのホテル業、スカイマークなどです。ほかにはハウステンボスや九州産業交通など、再建を引き受けた事例も少なくありません。金融事業を手掛ける澤田ホールディングスでは、モンゴルのハーン銀行を同国最大手に育てました。

 現在も、いろいろな業種でビジネスチャンスが続々生まれています。今後も新規事業への参入を積極的に考えていきます。

―― どういった事業分野に興味を持っていますか。

澤田 エネルギーやロボットに関する事業に興味があります。エネルギー問題は人類にとって大きな課題ですし、もうすぐ単純作業はロボットに任せて人間はもっと創造的な仕事に専念するような時代が来るのではないでしょうか。

 幸い私はビジネスをゼロから始めることと、M&Aで取得した会社を再建することの両方を経験してきました。今後も、これらの経験が生きてくるでしょう。多くの企業からM&Aの引き合いを受けており、やりたいことはたくさんありますが、現時点では人手不足が悩みの種です。人をどんどん育てて、いい方に入社していただく。当社が一層成長を図るに当たっての課題ですね。

―― 今後の人事戦略について教えてください。

澤田 現在の従業員数は、H・I・Sグループと澤田HDで各1万人程度、合わせて約2万人となっています。今後、アジアを中心とした海外に「ヒト・モノ・カネ」を一層投入します。国内でも旅行事業においてシェア拡大の余地があるなど、伸びる可能性がある領域は数多いです。すべてをカバーするには、将来的には10万人規模のスタッフが必要になると考えています。

 現時点での事業全体の伸長具合をみると、H・I・Sが売上高1兆円企業になるのは遠い先ではありません。従業員を増やしながら、サービスのクオリティーを向上させ、どれだけ利益体質を強化できるか。明るく健康で努力のできる人材を確保し、効率的に育てることができれば、業績も数兆円規模にまで拡大できるでしょう。

―― 貴社の10年後のビジョンについて。

澤田 世界中の顧客に貢献できる企業になりたいです。社会貢献という観点を一層意識した産業分野にトライしたいですね。同時に、人種や宗教が異なるスタッフを大切できる社風を一層醸成したいと考えています。

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