マネジメント

具体的なプロセスに注目する

 「やってみせ、言って聞かせ、させてみせ、褒めてやらねば人は動かじ」

 有名な山本五十六(やまもといそろく)連合艦隊司令長官の言葉です。人材育成やマネジメントの現場でも「教える際の心構え」として引用される名言ですが、実はこの言葉には続きがあります。

 「話し合い、耳を傾け、承認し、任せてやらねば、人は育たず」

 「やっている姿を感謝で見守って、信頼せねば、人は実らず」

 人を動かすこと(褒めること)は、人を育てる前の段階ということになります。それほどに、「褒めること」は人を育てる上で基本中の基本なのです。

 これには少しばかりコツが必要です。今回は、社員のさらなる成長のためにも、効果的な褒め方を紹介したいと思います。

 例えば、子どもがブロックをやっているときには、どのように遊んでいるかに注目します。「いろんな色を使うのが好きなんだね」「色と色を組み合わせて作るんだね」など、遊んでいる様子を具体的に褒めると、言われた子どもは、デザインに凝ったものを作るようになっていきます。

 また、「高いものを作るのが好きなんだね」と声を掛けた子どもは、翌日にはさらに高くしようと挑戦します。明らかに自分自身の興味関心を意識した行動をとるようになり、自分で工夫することに喜びを感じ、創意工夫のできる子どもに育ちます。

 逆に、「高いね」「すごいね」だけだと具体的ではないので、前回よりも発展、工夫を見いだせず、反映性が見られなくなります。ポイントは、具体的なプロセスに着目する、感想・気持ちを添えて伝える心持ちの部分(スタンス)を重要視する、の3つです。

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