政治・経済

 2014年は「Lの時代」の出発の年となりそうだ。安倍総理の獅子奮迅(Lion)の活躍で、日本を取り戻すことができつつある。そして今、最も熱いLといえば、Linear motor carと言えようか。

 ご承知のとおり、東京、名古屋間で2027年の開業を目指し、超伝導リニアによる中央新幹線の建設が動き出した。

 関西経済界では、このリニア中央新幹線を大阪まで一挙に27年に完成させてほしいと思っている。リニア中央新幹線の東京、大阪間開通の経済効果は、約17兆円といわれており、東京、名古屋間の約10兆円と比べて、約7兆円大きくなり、日本再生の大プロジェクトとなる。

 超電導リニアは、わが国が誇る文字通り世界最先端(Leading edge)の技術であるが、その一方で包装業界の先導役(Leading company)を自任する当社が、21世紀に入り取り組んできたのが、「軽薄炭少」(Less weight, Less carbon)をキーワードとする環境への取り組みである。現在では、「Less is more.」を新たに掲げ、さらに少資源で大きな付加価値を生み出すパッケージづくりを加速させているところだ。

 その「Less is more.」を象徴する当社新名古屋工場が、今年1月、愛知県春日井市に完成した。わが国の段ボール105年の歴史をリードし続けたパイオニアとしての自負を込め、最先端の技術のかずかずと、地球環境保護のためのさまざまな工夫が詰まった工場だ。

 リニア中央新幹線の建設により、ますます発展が期待される中部経済を、パッケージングの面からしっかりと支える体制は万全だ。なんと、工場の真下をリニア中央新幹線が走るという。超伝導リニアより先に最先端の工場を完成できたことを、ちょっと誇りに思っている。

 この新工場建設には、日本経済再生に向けたアベノミクス第3の矢、すなわち民間投資を喚起する成長戦略の先駆けたらんとの思いもあった。

 成長戦略の主体はわれわれ民間以外にいない。事業を通じた社会的課題の解決という観点からも、少なからず貢献できたのではないかと思う。

 20年、東京オリンピック・パラリンピックの開催が決定し、恐らく日本中の全員が、未来の自分の姿を思い浮かべ、夢に日付を刻んだと思う。

 リニア中央新幹線は、その東京オリンピック・パラリンピックとともに、まさしくアベノミクス第4の矢として、わが国の成長戦略の先導役として期待される夢のプロジェクトだ。

 Lの時代、はじまる。

 Lには、最先端の技術力と環境への配慮を両立させながら、世界の先頭に立たんという気概、アニマルスピリッツが込められている。皆がLを意識して、強い頭で取り組んでいけば、再び日本が世界の先導役(Leading country)として、輝きを取り戻せると信じている。

 

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