独自のグループ経営を強化し、事業を拡大 グローバル展開を加速していく

 

おぎわら・のりお ──1958年生まれ。80年中央大学商学部卒業。83年アーサーヤング公認会計士共同事務所入所。93年荻原税理士事務所開業。99年豆蔵(現豆蔵ホールディングス)設立、取締役就任。2001年副社長を経て03年社長に就任(現任)。04年東証マザーズ上場。13年東証一部に市場変更。

おぎわら・のりお ──1958年生まれ。80年中央大学商学部卒業。83年アーサーヤング公認会計士共同事務所入所。93年荻原税理士事務所開業。99年豆蔵(現豆蔵ホールディングス)設立、取締役就任。2001年副社長を経て03年社長に就任(現任)。04年東証マザーズ上場。13年東証一部に市場変更。

 今や、効率的なソフトウエア開発には欠かせないオブジェクト指向技術。この先進的なプログラミング言語に早くから取り組み、製造業から金融まで幅広い分野のシステム開発で大きな実績を残しているのが豆蔵ホールディングスだ。同社の荻原紀男社長は、公認会計士として活躍した後に自ら税理士事務所を開業し順調に軌道に乗せるが、それには飽き足りずに新たなソフトウエア開発手法の実現を目指して起業した。

 「オブジェクト指向に限らず、新しい技術にはリスクを取っていち早くチャレンジし、成功させてきました。既存の考え方や手法といった業界の図式にとらわれないスタイルは、創業当時から変わりません」

 そんな荻原氏は、2006年に持ち株会社である豆蔵ホールディングスを設立。積極的なM&A戦略を推進した結果、現在グループ会社は8社に上る。

 「数年後には、これまで以上に海外企業との競争が激化します。国内の企業が生き残るためには、新しい技術をいち早く取り込まなければなりません。今後も、志が高く技術力のある会社とはぜひ一緒に組みたいと考えています」

 また現在、中国とインドネシアで展開している海外事業を、さらに拡大する計画だ。国内IT企業にありがちな、海外の安い労働力に頼るオフショア開発ではなく、現地の人材を育てながら人脈をつくり、現地の仕事を受注するという独自戦略で生き残りを目指している。

昨年10月、マザーズから東証一部に市場変更。新たなスタートラインと位置付け、さらなる飛躍を目指す

昨年10月、マザーズから東証一部に市場変更。新たなスタートラインと位置付け、さらなる飛躍を目指す

 昨年10月、マザーズから東証一部に市場変更。名実ともに一流企業の仲間入りを果たした。尊敬する経営者はオリックスの宮内義彦氏という荻原氏は、「宮内さんは日本で初めてリース事業を起ち上げ、33年間トップを務めたオリックスを1兆円企業に育てられました。私も1兆円企業を目標に、まずは早い段階で売上高1千億円達成を目指します」とさらなる事業拡大に意欲を見せている。

「われわれが先駆者として取り組んできたオブジェクト指向は、特に保守運用コストの面でメリットが大きく、お客さまにも必ずご満足いただくことができます」

 

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