”来店型保険ショップ”の業界最大手である「ほけんの窓口グループ」は、7月22日、23日の両日、秋田県で「キックオフミーティング」を開催した。新年度の経営方針を社員に徹底し、共有化を図る同社では最も重要な会議であり、全国から約1400人の社員が参集した。

 

経営方針発表で「最優の会社3本柱を推進し、生涯顧客化の取り組みを」と訴える窪田社長

経営方針発表で「最優の会社3本柱を推進し、生涯顧客化の取り組みを」と訴える窪田社長

 この日は同社が5年前から展開している銀行のアライアンス業務で全国トップの販売実績を誇る北都銀行の斉藤永吉頭取が開会宣言を行い、その後、窪田泰彦社長が経営方針を発表した。

 毎年の恒例行事であるが、窪田社長は「今回は、歴史的な意義があった」と振り返る。

「受け入れ側の秋田県をはじめ、秋田市、北都銀行、それに地元経済界・マスコミの皆さまからこぞってご協賛を賜り、2日目には県内8カ所で清掃などの地域貢献活動を行いましたが、それぞれの地元の市町村長さんらにもご参加いただきました。このことは、当社が社会的に認知されたという重要な意味がありました」

 “時代の変化を味方にして第2の成長期の礎を築く”と題した経営方針の中身は、厳しい文言も少なくない。

 「当社がさらに発展するためには変えるべきことと、変えてはいけないことをはっきりさせて、政策に落とし込み、戦略が細部に宿ることと、社員一人ひとりが自分の仕事として理解することが重要となります」

 窪田社長は同社を、人の成長をもって初めて会社も成長する“人的装置産業”、難解な金融商品を取り扱う“知的集約産業”、そして顧客から多くの個人情報を預かる“情報産業”と位置付けている。このうちのどれが欠けても成り立たないのが来店型保険ショップだ。

 

北都銀行・斉藤永吉頭取(左)と対談する窪田社長(中央)。右は司会の秋田魁新報社・高橋浩丈論説委員長

北都銀行・斉藤永吉頭取(左)と対談する窪田社長(中央)。右は司会の秋田魁新報社・高橋浩丈論説委員長

今年、伊藤忠商事が24%超の筆頭株主となったが窪田社長は「伊藤忠さんは保険ビジネスに造詣が深く、協業して相互に大きな成果が得られるでしょう」と事業会社である総合商社のネットワークに期待を寄せる。

 「キックオフミーティングは歴史的な大成功を収めましたが、参加できなかった社員も多いので、これからは“窪田塾”として全国を行脚し、私の考え方を直接一人ひとりに伝えます」

くぼた・やすひこ ──1947年生まれ。71年大東京火災海上保険入社。94年同社取締役。97年常務。2000年専務。01年あいおい損害保険(現あいおいニッセイ同和損害保険)代表取締役副社長。07年あいおい生命保険(現三井住友海上あいおい生命保険)代表取締役社長。11年同社退社。同年ライフプラザホールディングス(現ほけんの窓口グループ)に入社して最高顧問。同年9月会長に就任。13年4月より代表取締役会長兼社長。

くぼた・やすひこ ──1947年生まれ。71年大東京火災海上保険入社。94年同社取締役。97年常務。2000年専務。01年あいおい損害保険(現あいおいニッセイ同和損害保険)代表取締役副社長。07年あいおい生命保険(現三井住友海上あいおい生命保険)代表取締役社長。11年同社退社。同年ライフプラザホールディングス(現ほけんの窓口グループ)に入社して最高顧問。同年9月会長に就任。13年4月より代表取締役会長兼社長。

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