データベースマーケティングと電話を活用した 「ダイレクトテレマーケティング」という新手法で、保険代理店として急成長。自社での保険販売に加えて、提携代理店の運営支援を行い、順調に業容を拡大させてきた。今後は保険見直しアプリや、保険金請求を支援するサービスの提供でさらなる飛躍を図る。

 「ダイレクトテレマーケティング」で急成長するフィナンシャル・エージェンシー・齋藤正秀社長

 創業わずか7年で業界トップクラスの年間新規保険契約7万件超を誇っているフィナンシャル・エージェンシー。今年3月期の連結売上高は58億4千万円で、現在では株式上場を目指している。既にインドとタイで事業を手掛けており、2020年までに50カ国・地域に進出する計画だ。

 躍進の原動力となったのは、ネットと電話を駆使した独自開発のテレマーケティングシステムだ。東京都内と沖縄県で計5カ所のコンタクトセンターを運営し、電話での保険提案を行っている。

 リサーチした顧客情報に基づきニーズを分析、システム共有された統計データと属性に応じたスクリプト(台本)を使うことで、顧客の納得を得るコンサルティングを実践。多忙で店舗に出向く時間がなく、最適な商品を選べずにいた人たちを取り込むことに成功している。コンサルタント1人当たりの月間平均成約数は10件超で、中には月60件の契約を上げる担当者もいるという。

 齋藤正秀社長は「従来の通販型保険は、顧客自身が限られた情報でどの保険に加入するかを決めなくてはなりませんでした。当社ではコンサルタントが多彩な情報提供と最適な保険提案をきめ細かく行っています」と自信を見せる。

 同社では代理店事業に加えて、銀行や信販、通販会社といった提携企業に自社開発のシステムを提供し、コンサルティングや専門スタッフの人材派遣を手掛けている。

 「提携企業との協業で、自社だけではリーチできない顧客への保険提供を実現しています」と説明する齋藤社長。同社のデータベースには、約2千万件の顧客情報を登録。膨大なデータを新サービスの開発にも活用している。

 今年4月からは保険見直しアプリ「保デジ」を提供している。利用者が数分ほど情報入力するだけで最適な商品を表示、登録情報を基にコンサルタントが相談に応じる。

 加えて保険加入者向けに保険金請求をサポートするサービス「よつば」を6月から開始した。幅広い顧客から保険証券を預かることで、新たな提案につなげる考えだ。

 「『よつば』ではフォロー訪問を行い、顧客に安心感を提供します。最適なサービスの提供で、業界で圧倒的な流通量を実現したいですね」

フィナンシャル・エージェンシー
https://www.financial-agency.com/

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