PC(パソコン)など、情報機器のリユース業とし産声を上げて今年が15年目。2021年度に売上高1千億円を目指す。

榊 彰一

株式会社ブロードリンク
代表取締役社長
榊 彰一(さかき・しょういち)
1971年生まれ。94年神戸大学を卒業後、朝日生命保険入社。2000年イーリンクシステムズ(現ブロードリンク)を設立し社長に就任。

 中古PCのリユース業に参入した当初は苦労の連続だった。でも榊彰一社長は「チャレンジは10やれば9つは失敗する。肝心なのはその失敗の見極めを早くして1つの成功事例を育てていくことだ」という。

 成功のきっかけは、スーパーなどでの催事販売。「家庭で2台目なら高スペックのPCはいりません。2003年以降は毎年4倍増で売り上げが増えました」

 しかし、いつまでも好調は続かない。新品のPC自体が大幅に値下がりし、単価が下がって利益率が悪化したのだ。ここで同社はビジネスモデルを大転換、中古市場の川上を押えるために、企業や官公庁からの大量仕入れに奔走した。課題となったのはデータ完全消去などの情報セキュリティ対応だが、米国安全保障局(NSA)が採用する消去規格に完全準拠し、これまで1度もデータ漏洩事故はない。

 榊社長は今年「活業(かつぎょう)」という経営理念を掲げた。「オフィスにあるモノすべてをリユースにより活かすことを業とし、この活かす業を通して人と地球を豊かにすることを当社の存在意義として、活業としました」

 リユース対象は情報機器にとどまらずオフィスにあるモノすべてである。

 当面の数値目標は榊社長が50歳になる21年度に1千億円の売上高を達成すること。直近の売上高は70億円なので相当高いハードルだが、年間1千社ペースで新規顧客が獲得できており、このままいけば前倒しで目標に到達するかもしれない。「世界一の活業企業となり、社会貢献するなら最低でもこのくらいの規模感は必要だと思いました」と榊社長は自信満々だ。

 

株式会社ブロードリンク

  • 設立/2000年
  • 資本金/2億6643万7500円
  • 売上高/連結約70億円(2014年12月期予定)
  • 従業員数/220人
  • 事業内容/情報機器買取り及びオフィス総合リユース事業
  • 会社ホームページ

特集2015年注目企業25

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2019年9月号
[特集] 東京五輪以降──ニッポンの未来
  • ・2度目の東京五輪 今度はどんなレガシーが生まれるのか
  • ・高岡浩三 ネスレ日本社長兼CEO
  • ・脱CO2の切り札となる水素活用のスマートシティ
  • ・五輪契機にテレワーク普及へ「柔軟な働き方でハッピーに」
  • ・ワーケーション=仕事×余暇 地域とつながる新しい働き方
  • ・「ピッ」と一瞬で決済完了! QRしのぐタッチ決済の潜在力
  • ・東京五輪で懸念される調達リスク
  • ・フェアウッド100%使用にこだわる佐藤岳利(ワイス・ワイス社長)の挑戦
[Special Interview]

 原田義昭(環境大臣・内閣府特命担当大臣)

 世界の脱炭素化、SDGs「環境」が社会を牽引する

[NEWS REPORT]

◆フェイスブックの「リブラ」で仮想通貨も「GAFA」が支配

◆脱炭素社会へ 鉄リサイクルという光明

◆PBの扱いを巡り業界二分 ビール商戦「夏の陣」に異変あり

◆中国の次は日本に矛先? トランプに脅える自動車業界の前途

[特集2]

 北の大地の幕開け 北海道新時代

・ 鈴木直道(北海道知事)

・ 岩田圭剛(北海道商工会議所連合会会頭)

・ 安田光春(北洋銀行頭取)

・ 笹原晶博(北海道銀行頭取)

・ 佐々木康行(北海道コカ・コーラボトリング社長)

・ 會澤祥弘(會澤高圧コンクリート社長)

・ 佐藤仁志(北海道共伸特機社長)

・ 内間木義勝(ムラタ社長)

ページ上部へ戻る