「人」「技術」「マーケティング」を活かし、インターネットメディアを事業軸に、IT・医療・ヒューマンキャピタル・新規分野に事業展開する。当初の受託型ビジネスから大きくビジネスモデルを転換し、Win-Winを実現。IT×メディアで急成長しており、「最も付加価値が高く、競争優位性の高い企業になる」ことを目指している。

 

人材ビジネスから世界的コングロマリットを目指すレバレジーズ

 

 ITや医療業界などに向けた人材ビジネスを手掛ける。最新のWebマーケティング手法を積極的に取り入れ、ROI(投資対効果)を最大化し、アルバイト求人サイト「バイトーク」、IT・Webエンジニア向け情報サービス「レバテック」、看護師専門転職サイト「看護のお仕事」などの自社メディアの運営を行っている。2005年4月の設立で、今期の売上高見込みは100億円という急成長企業だ。

 「大学1年の時、アンドリュー・カーネギーなどの本を読んでこれまで漠然と考えていた起業を意識しだしました。うまくいっている人は、どういう貢献ができるかに焦点が当たっていることもそれらの本で知りました。自分は何で社会に貢献できるかを考え、今は人材ビジネスを中心に事業展開しています」

 岩槻知秀氏の父親は大手広告代理店を経て独立。会社を経営していたが、倒産し、岩槻氏は学生時代から学費や生活費も自分で稼がなくてはならなくなる。

 ゴミ収集や建築現場の解体作業など1日半通しで働き、休憩時間に寝る毎日。求人雑誌で高収入の仕事を探すと、プログラマーが良いと分かり、日雇い仕事と並行してプログラミングを勉強。その後、複数のIT企業でインターンを経験し、ベンチャー企業の創業メンバーに加わるなどした後、大学卒業と同時に25歳でレバレジーズを創業した。

 売り上げ比率は、レバテック事業が約70%、医療関連事業が25%と中核事業が大半を占める。 

 「現状、ベンチャーとしてのスピード感を最大限に活かすために、専門分野に特化してリソースを集中投下し、シェアを取っていく戦略をとっています。もっとも今後はメディア事業により不動産、美容や教育関係といった情報インフラを提供していくことも視野に入れています」

 これらは、既に大手が自社媒体を展開して市場を開拓していった分野とかぶるが、「市場調査と成長性から結果的にそうなっただけ」と意に介さない。現在、最先端のIT企業が集まる「渋谷ヒカリエ」にオフィスを構えるのも、Webだけでなく、リアルのイベントの開催数を増やしていく狙いもあったそうだ。

 「(ヒカリエ移転は)上場と同じくらいのインパクトでした」

 “関係者全員の幸福の追求”がビジョン。将来は米GEのような国際的コングロマリットを目指すと気宇壮大な岩槻氏。その暁には、「人材ビジネスも手掛けている」会社になっている!?

 

「レバレジーズ」ホームページ

 

【イノベーターズ】の記事一覧はこちら

経済界電子版トップへ戻る

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界2019年9月号
[特集] 東京五輪以降──ニッポンの未来
  • ・2度目の東京五輪 今度はどんなレガシーが生まれるのか
  • ・高岡浩三 ネスレ日本社長兼CEO
  • ・脱CO2の切り札となる水素活用のスマートシティ
  • ・五輪契機にテレワーク普及へ「柔軟な働き方でハッピーに」
  • ・ワーケーション=仕事×余暇 地域とつながる新しい働き方
  • ・「ピッ」と一瞬で決済完了! QRしのぐタッチ決済の潜在力
  • ・東京五輪で懸念される調達リスク
  • ・フェアウッド100%使用にこだわる佐藤岳利(ワイス・ワイス社長)の挑戦
[Special Interview]

 原田義昭(環境大臣・内閣府特命担当大臣)

 世界の脱炭素化、SDGs「環境」が社会を牽引する

[NEWS REPORT]

◆フェイスブックの「リブラ」で仮想通貨も「GAFA」が支配

◆脱炭素社会へ 鉄リサイクルという光明

◆PBの扱いを巡り業界二分 ビール商戦「夏の陣」に異変あり

◆中国の次は日本に矛先? トランプに脅える自動車業界の前途

[特集2]

 北の大地の幕開け 北海道新時代

・ 鈴木直道(北海道知事)

・ 岩田圭剛(北海道商工会議所連合会会頭)

・ 安田光春(北洋銀行頭取)

・ 笹原晶博(北海道銀行頭取)

・ 佐々木康行(北海道コカ・コーラボトリング社長)

・ 會澤祥弘(會澤高圧コンクリート社長)

・ 佐藤仁志(北海道共伸特機社長)

・ 内間木義勝(ムラタ社長)

ページ上部へ戻る