── SNSへの広告配信はされるのですか。

香川 最近、フェイスブックなどSNSへの広告配信の対応については聞かれることが多くなってきました。

 確かにメーンのコミュニケーションツールになりつつあるSNSでのネット広告は魅力的な広告配信場所です。ただし一方で、広告主が自社の広告が確認できることもネットワークの品質を維持するために重要であると考えています。

 広告ネットワークは、広告主とメディア運営者によって成り立っており、当社は、双方の収益最大化を支援する立場にあります。

 最近ではまとめサイト、キュレーションサイトなど新しいメディアが目立ってきました。ネットの変化によって今後も新しいサービス、メディアなどが登場してくると思いますが、常にクライアントである広告主、そしてメディア運営者、さらにユーザーにとって価値のあるサービスを提供していきます。

グループ全体の成長を目指す

── ヤフーグループの中でも拡販という役割は大きいですね。

香川 当社にとって、ヤフーは広告主でもあり、メディア運営者でもあります。広告主としてのヤフーに対しては、「Yahoo!ショッピング」をはじめとするウェブサイトへの集客をサポートし、メディア運営者としてのヤフーに対して、広告収益の最大化をサポートしています。

── ソフトバンクモバイルとの取り組みも始まりましたね。

香川 14年6月よりオンラインモール「得するモール」を立ち上げました。これはネットショッピングやアプリのインストールなど各サービスを利用すると毎月の携帯電話利用料金の支払いに使える金額がたまる仕組みで、当社が運営するキャッシュバックサイト「バリューポイントクラブ」のノウハウを活用しています。

 ヤフーには集客・広告収益につながる仕組みを、ソフトバンクモバイルにはユーザーへの付加価値サービスを提供する仕組みを提供することで、グループの一員として相乗効果を高めていきます。グループ会社との連携は、当社の強みのひとつです。

 アフィリエイトマーケティングサービス開始から15年。パソコンからモバイルへ、ネットからリアルへ事業環境が大きく変化するなか、今後も、多様なサービスの発信を通じ、中長期的な成長に挑戦してまいります。

(聞き手=本誌/井上 博 写真=佐藤元樹)

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