レンガやウッドが配された落ち着いた雰囲気のオフィスには、社員のリフレッシュのためのカフェスペースも備えている

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 発達するテクノロジーに伴い年々複雑化、高度化するソフトウエアプログラムには、正しく動作するかどうかを確認するための「ソフトウエアテスト」が欠かせない。4兆円ともいわれるこのソフトウエアテスト市場で、競合他社の追随を許さず快進撃を続けるのが、2014年11月東証マザーズに上場したSHIFT(シフト)だ。

 同社の丹下大社長は、大学院卒業後に入社した製造業のコンサルティング会社を経て2005年に起業。さまざまな事業にトライするがなかなか軌道に乗らない中で、大手ネット企業のコンサルを通じてソフトウエアテストに出合う。

 「当時、ソフトウエア開発会社が社内で行っていたテスト業務は非常に効率が悪く、モノづくりのコンサルで培った生産管理と品質管理で仕組み化を徹底すれば、必ずうまくいくと考えました」という言葉通り、自社で開発したテスト業務を支援する統合環境システム「CAT」によって、競合よりも圧倒的に高い信頼性と低コストを実現した。

資本主義でも社会主義でもない、幅広い人々に恩恵をもたらす「第三の価値観」を模索する

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 そんな同社を支えるのが、人材採用へのこだわりだ。テスト業務に必要な能力を測定する、合格率6%という独自の「CAT検定」を設け、最適な人材の配置を徹底。最近では、ソーシャルアプリなどの分野で、正しく動作するかという「当たりまえ品質」を検証する従来の機能テストに加え、ユーザーがより楽しくワクワクするといった非機能分野の検証を通じて「魅力的品質」の向上にも取り組む。

 シフトという社名には「新たな価値へのシフト」という丹下社長の想いが込められている。

 「優秀な人間が人の50倍、100倍働き、世の中にサービスという形で還元する『知の再分配』によって、GDPでは表現できない新しい価値観へのシフトを目指しています」

 10年後には売上高1千億円という「現実的な目標」(丹下社長)を掲げる一方で、さらに大きなビジョンの実現に向けて、同社のチャレンジは続く。

「ソフトウエア開発会社の経営者が自社のコアコンピタンスを的確に把握していれば、テスト業務のアウトソーシング化は自然の流れであり、今後ますますマーケットは拡大するはずです」

「ソフトウエア開発会社の経営者が自社のコアコンピタンスを的確に把握していれば、テスト業務のアウトソーシング化は自然の流れであり、今後ますますマーケットは拡大するはずです」

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