2010年、関東進出の橋頭堡として東京本社を設けた。若手社員を中心に一丸となって新規出店に取り組む

2010年、関東進出の橋頭堡として東京本社を設けた。若手社員を中心に一丸となって新規出店に取り組む

 1998年、関西に第1号店を出店して以来、現在に至るまで16期連続増収と絶好調なのが、多彩な業態の飲食店チェーンを展開するきちりだ。2006年からは関東にも本格的に進出、同社が展開する全78店舗のうち、既に首都圏の店舗が36店舗を占めるなど、その勢いは加速している。同社の平川昌紀社長は、「首都圏という魅力的な市場の中で、まだまだ出店できていない空白地帯があります。当面は東京を中心に集中的に出店していきたいですね」と意気込みを見せる。ワンランク上のお洒落な空間とこだわりの料理で、女性から圧倒的な支持を集める同社だが、一方で「プラットフォームシェアリング事業」という新たなビジネスに取り組んでいる。

 創業時から一貫してビジョンに掲げる「外食産業の新たなスタンダードの創造」。これを実現するために、管理部門を徹底的に効率化する「バックオフィス」、食材の調達や物流でスケールメリットを追求する「バックヤード」、そして信頼関係をベースとする取り引き先「バックアップ企業」、この3要素で外食産業の成長を全面的にサポートする。

昨年11月にオープンした「KICHIRI MOLLIS 新宿通り」。ベビーカー置き場や授乳室を設けるなど、子育て世代に配慮した店づくりで人気を集める

昨年11月にオープンした「KICHIRI MOLLIS 新宿通り」。ベビーカー置き場や授乳室を設けるなど、子育て世代に配慮した店づくりで人気を集める

 このシステムを土台として「長寿日本一」のブランド化に取り組む長野県との提携に至り、今年3月にはJR長野駅ビルに「長野県長寿食堂」を出店。今後も美容と健康、ファッションとエンターテインメント、さらに農畜産から水産といった3つの分野におけるコンテンツホルダーとのコラボレーションと、中小の外食店舗への同プラットフォームの提供により、業界の変革を目指す。

 「外食産業がどんどん縮小していく中で、ダイナミックな成長を実現するための必要不可欠なインフラとして、この仕組みを育てていきたい」(平川社長)

 三国志の英雄としてリーダーシップを発揮した曹操孟徳の幼名を由来とする社名通り、時代をリードする同社の存在感はますます高まりそうだ。

「従来のフランチャイズシステムとは異なる『プラットフォームシェアリング事業』で、外食産業に新しい生態系を構築します」

「従来のフランチャイズシステムとは異なる『プラットフォームシェアリング事業』で、外食産業に新しい生態系を構築します」

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  • ・吉田忠裕(YKK会長CEO)
  • ・金丸恭文(フューチャー会長兼社長)
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  • ・山極壽一(京都大学総長)
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 尾崎 裕(大阪商工会議所会頭)

 大阪を“実証事業都市”として広く喧伝し、人材・投資を呼び込みたい

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◆1兆円M&Aをぶち上げた三菱UFJ信託の未来像

◆誘拐事件の解決にも使われる中国・百度のAI技術

◆中計見直しに追い込まれたNEC「再成長の鍵」は

◆日本橋に空が戻り、東京は三度水の都となる

[政知巡礼]

 太田昭宏(衆議院議員)

 「未来を見据えて今何をすべきか考えるのが政治家の仕事」

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