顧客の要求に応えるだけでなく、再提案を作り上げる高い企画力を備え、飲食店から大型施設まで店側の多言語習得を不要にする外国人観光客への新サービス「セカイメニュー」を誕生させた福西伸康社長に聞いた。

 

福西伸康社長

福西伸康社長
生年月日●1976年11月7日
出身地●北海道帯広市
最終学歴●放送大学在学中
趣味●釣り
座右の銘●成功は他人のおかげ、失敗は自分の責任

── 起業のきっかけは。

福西 大学受験に失敗し、バーや居酒屋を開業して生計を立てながら、店のホームページ作成やサーバーの構築を独学で学び、さらにゲームのプログラミングも趣味で始めました。

 その後、フリーランスのプログラマーをしていましたが、過酷な状況にあるプログラマーが多いことに驚き、変革したいとの思いで起業しました。

── 業務内容は。

福西 ソフトウエア開発の請け負いが売り上げのメーンとなりますが、言われた通り作るというのではなく、顧客の「何がしたいのか」によってソフト開発の再提案をしています。

 例えば、スマ―トフォンアプリの開発は業務の中心であり、開発依頼も多くありますが、9割はホームページレベルで十分なので変更を勧めています。大手企業からベンチャーまで委託があります。

── 「セカイメニュー」とは。

福西 海外からの観光客向けに、お店のメニューや観光ガイドなどを母国語で表示するものです。方法もスマートフォンでQRコードを読み込むだけです。他社の商品は高額で一般の飲食店では導入コストに見合いません。

 当サービスは、お客さまの端末を使用し、受信端末を店に設置するだけなので安価です。QRコード1個当たり年間1万円。中国語、韓国語対応など、5言語翻訳のパッケージで初期費用3万円程度です。国内はもとより海外からも引き合いがあります。

 飲食店ではどの卓からの注文かが瞬時に分かり、外国人観光客が多い地域では、接客対応でセカイメニューが活躍しています。また、ホテルでは客室やレストランの案内に活用されています。

── 新たなサービス、今後は。

福西 iBeacon(アイビーコン)のサービスを開始する予定です。

 発信器となるBeacon(ビーコン)を設置した店舗に近づくと、店内のメニュー通知やクーポンが発行されます。セカイメニューより有効範囲が広くなるため、スーパーではチラシ、観光案内所では名所案内などに利用可能です。当然言語変換もできます。

 iBeaconは遠近3種類あり、Beacon1個のレンタルは月300円から。Beaconの数で値段は変更します。5年後には、グループ売り上げ100億円を目標に、その時期には上場もしたいですね。

 

【会社データ】
エスプランニング
設立●2004年4月1日
資本金●950万円
売上高●1億3500万円
従業員●21人
所在地●札幌市中央区

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