東京・中央区でシステム開発のITコンサルティングを手掛けている。今年で設立15年目を迎え、「お客さまに真の変革をもたらすこと」を理念に事業運営を行い、さらなる飛躍を目指す。

 

漆原 茂社長

漆原 茂社長
生年月日●1965年2月24日
出身地●神奈川県
最終学歴●東京大学工学部
趣味●サイエンス全般を勉強すること

―― 起業に至った経緯を教えてください。

漆原 もともと私はコンピューターに興味があり、それが高じて大学ではシステムを学べる工学部計数工学科に進みました。卒業する頃、「ITによる未来社会をつくってみたい」という思いが強くなり、大学院へは行かずに沖電気工業に入社しました。そして1989年から2年間、米国に社費留学し、シリコンバレーを肌で感じてきました。

 日本に戻ると、90年代半ばのインターネットが急速に普及している時期と重なり、数多くの企業のIT化プロジェクトに参画しました。

 しかし、システムを構築する現場の取り組みと、クライアントの要望にズレを感じるようになり、これを修正したいと思い、起業を決めました。

―― 事業内容をお聞かせください。

漆原 新しくシステムを立ち上げたい企業(発注企業)に代わり、弊社が大手システムベンダー(受注企業)との交渉を行います。クライアントの希望を伝えながらプロジェクトを推進します。

 日系企業の多くは欧米の企業に比べて、IT部門で活躍できる人材が少ないのが現状です。1つのプロジェクトを成功させるためには、発注企業側にITに精通する人材が少数でもいることが必要不可欠です。

 そのことが結果的に、発注企業が手掛けている案件の、納期短縮やコストダウンにつながります。受注企業からすると、コストダウンやバグの対応の観点から自社製品の仕様をそのまま使いたいという思惑が働きがちです。

 そこで、弊社が間に入り仕様を決めることで、受注企業にとってもクライアントの希望に沿った新しい技術に取り組みやすくなります。

―― 現在、取り組んでいることは。

漆原 常に心掛けていることは、優秀な人材の確保と、事業の品質向上への取り組みです。やはり、最先端の技術をお客さまに提案、提供するためには、確実な技術を持った人材が欠かせません。弊社には、技術経験が豊富なプログラマーも多く、60代の社員もいます。そういった経験値の高い人材が活躍できる場所を提供しています。

 また、2009年より新卒を採用しており、一から教育してプロフェッショナルに育てています。

 

【会社データ】
ウルシステムズ
設立●2000年7月
資本金●1億円
売上高●42億円
所在地●東京都中央区

経済界からのお知らせ

最新号のご案内

経済界7月号
[特集]
我がベンチャー魂

  • ・藤田 晋(サイバーエージェント社長)
  • ・髙島勇二(MCJ会長)
  • ・小池信三(三栄建築設計社長)
  • ・田中 仁(JINS社長)
  • ・宇野康秀(U-NEXT社長CEO/USEN会長)
  • ・寺田和正(サマンサタバサジャパンリミテッド社長)
  • ・坂下英樹(リンクアンドモチベーション社長)
  • ・冨田英揮(ディップ社長)
  • ・平野岳史(フルキャストホールディングス会長)
  • ・河野貴輝(ティーケーピー社長)
  • ・出雲 充(ユーグレナ社長)
  • ・方 永義(RSテクノロジーズ社長)
  • ・山海嘉之(CYBERDYNE社長/CEO)
  • ・高岡本州(エアウィーヴ会長)
  • ・酒井 将(ベリーベスト法律事務所代表弁護士)

[Interview]

 後藤 亘(東京メトロポリタンテレビジョン会長)

 技術がどんなに進歩しても、求められるのは「心に響く」コンテンツ

[NEWS REPORT]

◆金融業界に打ち寄せる人工知能の衝撃波

◆ついに会長職を退任 フジテレビと日枝 久の30年

◆停滞かそれとも飛躍への助走か 元年が過ぎた後のVR業界

◆爆買い超えも目前 インバウンドショッピング復活の裏側!

[政知巡礼]

 小野寺五典(衆議院議員)

 「北朝鮮の脅威で安全保障の潮目が変わった」

ページ上部へ戻る