健康の維持、管理は日々、忙しく働き回るビジネスパーソンにとって重大な課題である。医者や薬に頼るのが普通だが、根本的に解決するには生命の根源である食事の改善が急務。それを提唱するのが日下部淑美代表だ。

 

日下部 淑美代表

日下部 淑美代表
生年月日●1972年1月16日
出身地●神奈川県川崎市
最終学歴●女子栄養短期大学
趣味●ヨガ

―― 起業したきっかけは。

日下部 新卒で三共(現第一三共)に入社し、研究所で高血圧剤、狭心症薬、抗がん剤などの合成研究に携わっていました。その後に、新薬の臨床治験受託業務を行うイーピーエスに転職し、合計17年間、医薬品業界に身を置いていたのですが、2009年に独立しました。

 もともと独立心が旺盛なこともありましたが、生活習慣病などの慢性疾患は薬だけでは解決できないのではないか、まず優先するべきは食事の改善ではないかと思ったのです。

―― 管理栄養士の資格があるので、それが生かされますね。

日下部 そうですね。やはり元気の源は食事です。人間誰しも病気と無縁ではいられませんが、生活習慣病などの病気は紛れもなく日常の食事が関係しています。それで独立後はがん患者の皆さまや、糖尿病や脂質異常症などの生活習慣病の予防、改善のために個別指導をしたりセミナーの講師も行っています。

―― クリニックなどでも活動しているそうですね。

日下部 食の重要性を理解してくださるクリニックや高齢者施設では単純な「食事療法」から「食治療法」を、と提案して指導しています。「食治療法」とは、患者が自ら自身の体質を改善し、治療するという強い精神をもって取り組む方法です。

 また企業向けには、健康管理研修を行っています。大手製薬会社の調査では、従業員が風邪をひくたびに会社は4万円以上、損をするという試算があります。体調を崩しても出勤して働いている方がたくさんいます。これを「疾病就業」と言いますが、実は欠勤したほうが会社にとっては損失が少ないのです。企業の生産性を上げるためにも、日常の健康指導は大事なのです。

―― ウェブメディアを起ち上げたそうですね。

日下部 「BODY INVESTMENT」という経営者層をターゲットとした“パーソナルカラダ投資術”の情報を発信しています。コンテンツの中には経営者のインタビューコーナーもあり、自身の体験談を語っていただいています。それを見れば、ほかの経営者や従業員にも参考になると思います。まだ始まったばかりですが、ウェブを通じて健康管理の重要性を広く伝えていきたいと思っています。

 

【会社データ】
Virtue
設立●2009年7月
資本金●200万円
従業員●5人
所在地●東京都中央区

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